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第五章 九尾のお蜜 お熊の秘密2

お風はその大切な補佐を、他国にやるばかりか姿まで猫にするというのだ。
神々からお叱りを受けるのを覚悟しなくては出来ないことであった。

それはまた、迷惑をかける事になる五黄にも云えることなのである。
大それた事をお風はお熊に語っているのだった。

お熊は自分の短慮を恥じた。お風にした直談判は唯の八つ当たりでしかなかったのに、叱る処か詫びても下さった。お蜜もお蜜だが、自分も付ける薬のない愚か者だと己を恥じた。

お風が黄金色に光り輝く意味に納得した。国の要である王は必ず黄金色をしている。
五黄は背中に『黄金色の模様』

河童族のまま子は『黄金色の甲羅』
狸族の狸兵衛は『黄金色の太い尾』というように。

そして藤平やお蜜たちは必ず『白銀色』となっている。

「何も心配ありません。わたくしにとっては、お蜜はかけがえのない存在であることに変わりはないのです。
お蜜の幸せはわたくしの幸せなのです。

それよりお前に是非にも、お蜜に使えてもらいたいのですが、、、そうすればお前も猫になる事になります。とても行ってくれとはわたくしには言えません」

「何をおしゃいます!熊には身内なぞおりません。居たとしてもこのお屋敷に上がってからは縁も切れました。なんの斟酌(しんしゃく)もありません。どうぞ行けとお熊におしゃってくださいませ!喜んでお蜜様のお側にお使い致します」

「ありがとう・・・お熊。お前にまで苦労を掛けてすまないことです」

お熊は遠い過去の記憶にとらわれ、お蜜に肩を揺さぶられ、やっと気が付いた。

「つい昔を思い出していました」

「そんな大昔のことを?」

「ふふ、お熊は大変だったものね」

「お嬢と見つからないようにお屋敷を抜け出して、お嬢の尾で空を飛び、国境に着きました。お屋敷まで一気に行くつもりでしたが、妖力が弱くおなりになり、どうにもなりません。それは五黄様が他国者に強い妖力を使用出来ぬように、お国全体に術をお掛けだと後で知りました」

「無駄な争いを避ける為だよ」

「粒銭を持っていたとはいえ、途方に暮れました」

「あの時は楽しかったわ」
omituais.jpg

挿絵参照↑↑↑  絵をクリックすると大きくなります

「あれ程に気落ちして身も世もない有様だったお嬢が、生き生きとなさって心底楽しそうでございました、お買い物も沢山なさって」

「だって皆、あたしを見てきれいだって褒めてくれるのよ、それにどれも美味しいし、楽しいし、鬱々(うつうつ)なんかしてられなかったわ」

「ほんに現金なお嬢です」

「知らせをよこせばいいものを。迎えをやったのにな。俺の屋敷に着いた時には二人ともよれよれだったな」

「とんでもない事をお願いしに行く者が、旦那様からのお迎えを受けるなんて滅相もございません!這ってでもお熊はお屋敷にお伺いする覚悟でおりました」

「あら、そうだったの?」

「当たり前です!お熊が悲壮な覚悟をしてましたのに、お嬢ときたら『猫に成ったら何色が良いかな~ぁ』ですって、、、お熊は付いてきたのを後悔しましたよ」

「あら知らなかった」

「そうでしょうとも!」

ムッとした顔をしてお熊は黙り込む。五黄がお熊をいたわるように話し出す。

「お前だから、案内もないのに俺の屋敷に間違いなく来れたのさ。狐国と猫国の国境から俺の屋敷は遠いもの。本当に感心しているよ」

「旦那様にそうおしゃって頂けますとお熊の気持ちも報われます。ひと月あまりの長い旅の末にお屋敷に着いたのが真夜中でした。朝まで御門前で時を過ごすつもりでございました。

あの時、偶々(たまたま)お屋敷から出て来られる人影に驚いていると、なんと弟の藤平様!私共も驚きましたが、藤平様も驚かれたようで、お互い暫くその場を動けませんでした。

熊は御門前を拝借している事をお詫びし、朝になったらお尋ねしたいと申し上げました。藤平様は、私共を早速お屋敷にお連れ下さいました。

そして手早く手際良く、とても美味しいコーヒーを入れてくださいました。あの時のコーヒーの味は生涯忘れられません」





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こんばんにゃ^^

さっき帰って来た~~(><;
今日は娘の高総体を見にいってたよ~~♪
しかも、帰って来たら更新されてるしぃ~~。

ぴゆう、もどかしい~!(><;
早く続きが読みてぇよ! てか、読めば読むほど、お風とお蜜の格の違いがはっきりわかって来るね。大切な部分なんだよね~。

あ~、読んでたらコーヒー飲みたくなって来たぞい!
まだ帰って来て、コーヒー飲んでないのに今気付いた^^;

お風。

お風の神々しさと優しさに打たれました。
お蜜もその素養は持っているのでしょうけど・・・
姉妹ですものね

コーヒー・・・
時代背景がマゼマゼなところが楽しい!!

お熊・・・いい味!

蘭、お帰りなさーい!

ププ。
ヒッパレーーーヒッパレーーv-37v-441

まだまだ、イラッチは続くよ~~v-12

珈琲はもちろん、藤平特製だよ~~ん

のしんちゃん、いらっしゃーい!


はいな、慣れておくんなましv-436

何せ、作者が人一倍の食いしん坊・・・

飲む、食べる、何でもの三拍子、オイオイ

うわーーー。アイスクリーム食べたくなってきた。。。。
ぴゆう、絵、リアルにおいしそうなんだが…。
お風の美しいのは、天下一品だねー。
みんな、おいしそうにアイス食べてるけど、お風だけ
特別に見える、
画力なんだろうなー。
ボディのラインから、構図、尻尾の表現の仕方、脱帽!

ハク、いらっしゃーい!

美味そうですか・・

へへ、食べたくて描いていたら、力が入る入るv-367

あれもこれもと描いてるのよねぇ~~v-391

欲張りでござるv-14

お熊さんいい人ですね。

お蜜さんはお蜜さんで、猫に変化したことが心のどこかでストレスになっていたのでああいった行動をするようになったのではないだろうかと勝手に思っていましたが、今回を読むかぎりそうでもないようですね。

どんな「真相」が語られるのかどきどきして続きを待ちます。

なんか遠い将来、お蜜さんは猫国で「内面的に大きく成長」したら五黄親分にまた狐に戻されて狐国へと帰ってしまうような気がしてならないのですが……。

そんなわけもないか。忘れてください(^^;)

ポール、いらっしゃーい!

むしろ、お蜜は猫になる事で、諸々の重圧から解放されたのですねぇ。

真相なんて、もうないよんv-391

お蜜にあるのは「楽しさ」
他は聞かない、見ない、知らない。

それでいいのかなv-403

起き抜けに藤平のコーヒー飲みたい!!

いま切実に思ってる・・・

色って大切なんですね!!
いっぱいキーワードが隠されてるようで
おもしろい!!

のしんちゃん、いらっしゃーい!

だよねぇ、飲みたいよねぇv-391

そんなキーワードなんて、ないから~~v-356
ポールもそげなこと言っとるもんね。
のう~~普通、普通よv-404

楽しく読んでくれたらいいのでぇ~~すv-410

法を犯してまでも救いたい誰かがいる。

これは、素晴らしき「絆」ですね。
人は一人で生きているのではない。
それを支える幾人もの人たちがいるのを忘れてはいけない。

…しまった、まじコメをしてしまった(笑)
あんまりお話がいいものだから、つい…。

女の子(?)の絵がとても綺麗で素晴らしい。アイスを食べたい!

キムラさん、いらっしゃーい!

おおーー、そのお言葉にお風も、お熊も報われます。

しかしながら、お蜜に届くかでござるv-391

今ある己の幸せを知らずに生きるは愚か者。
なんだけどなぁ~~v-389

ハタオ、いらっしゃーい!

久しぶりすぎだぞよ、ぷりぷりv-12

女の子って・・・
誰ぞな・・・
もしかしてアイスを落とした子かな?
残念でした。
あれはボーーイのつもりでぇーす。ププv-8

これからのアイスは愛すなのであーる。

こんにちは!

そっかぁ。
そうだよね…
お蜜が元キツネさんならお熊もそうだったんだ!
そんなとこから感心した(*^^)

挿絵の「アイスる屋」いいですね。
いつもこんな所に目が行ってしまいます。汗

ryuさん、いらっしゃーい!

そうなんですねぇ、お熊も狐。

お熊こそ、ストレスの塊だったかもしれませんv-406

おおーー、そう云う所に眼がいく、それこそ嬉しい限りでござるよんv-410

妙にガンバったのに鞄やバックがあります。
何故に?
なんでしょう・・・v-403

次は、次は?と、楽しみ~!
そして、これを読むたびに、出てくる食べ物が食べたくなる・・・・^^;
さぁ、今からコーヒーのむぞ~~!!
感化され易い私です・・・(笑)

きらたるさん、いらっしゃーい!

ふふんv-391

感化されまくってくだはい、まさに望む処でごザールv-14

珈琲は飲みたくなりますよねぇ。

藤平が入れるとまた美味いんだぁなあ、これがe-343

ぴゆう!!


「ブログ村」クリックしたら、1位になってるよ~~~~~!!
嬉しくて嬉しくて涙出ちゃった!!
おめでとう! 本当におめでとう!!
もうもう、マジで嬉しい!! 本当におめでとう!

良かったぁ~~!

蘭、いらっしゃーい!

まじですか!v-405

うえ~~んv-406

これも皆々様のおかげだよん。
ありがとう。
精進あるのみだよね。
愛される五黄達でいられるように頑張りマスv-355v-355

蘭・・・いつもデイープな応援、感謝しかありません。
本当にいつも、いつもありがとうv-421
あなたの言葉で私はがんばれますv-91

おめでとー!!

(*ΦωΦ)/゚・:*【congratulations】*:・゚\(ΦωΦ*)
1位奪還、おめでとー!!

ポチしにいってびっくりしました!!
ほんとうに嬉しいわ~ *:.。☆..。.(´∀`人)
これからも楽しいお話しを楽しみにしてます
お蜜とお熊の掛け合いが大好き♪
(実は隠れお熊ファンです 笑)
ぴゆうさん、頑張ってね!!

1i位おめでとうございます!!
さすが!!
グングン上昇!

バケさん、いらっしゃーい!

もう~~照れまくりでござるv-402

いつもありがとうございます。

この前はまさに三日天下でござったので・・・v-356

偏に皆々様のお陰でございます。

とにかく頑張りマスv-91

のしんちゃん、いらっしゃーい!

のしんちゃんまで・・・v-402

バケさんのコメにしたように、この前は三日天下だったんだよ、うっほーー

だからね、そんなにねv-398デレレレンしてるとね、ダメなのv-393

精進、精進、精進あるのみ!
頑張るドーーーーv-91

1位おめでとうございます!

「アイスる屋」もいいですね。旗はそふとくりんかしら?

お話もいいけど絵もとっても素敵だから1位なんですね。


うちのブログにも来ていただいてコメントまでいただきありがとうございました。
これからも味わって読ませてもらいます。

こたばあやさん、いらっしゃーい!

どうしよう・・・オロオロ

ありがとうございますv-402
そんな褒めてもらって恥ずかしいです。
精進努力いたします。


そうです!アイスクリンなので~~すv-410
へへ、気がついてくれてありがとうです。
こたちゃんにもヨロシク。
まん丸目が大好きです。

こんばんは^^

大変な地震が発生しましたが大丈夫でしょうか?

お熊さんも狐なんですね^^
(当たり前かw)
アイス屋で、デカ盛りトッピングを食べたいぞ~w

毎回楽しめる話をありがとう!

ぽちっと ☆

よしさん、いらっしゃーい!

こんばんはーv-411

怖いのなんのって・・・
木に掴まったなんて初めての経験でした。

地震って本当に怖い。
地面が揺れるって身の置き所がないのよねぇ。

ポチありがとう。
プロフィール

 のくにぴゆう

Author: のくにぴゆう
猫国の住民達の物語を書いています。
作者はコメを食べて生きてます。
コメくださ~~い!
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いろいろ
今まで紹介をしなかったのですが、それも変だなと 三ニャンを宜しくお願いします。

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