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第五章 九尾のお蜜 子分の気持ち4

kobunnamida.jpg


挿絵参照↑↑↑  絵をクリックすると大きくなります

「大親分に申し訳ねえでげすが、あっし達が普段居る部屋があるんです。
そちらの方が落ち着いて話もできそうなので、如何でげすか?」

「ああ構わないとも。その方がいいよ」

玄関を出て少し行くと、外からも出入りができる二十畳程の和室がある。
土間があり、腰かけてお茶を飲んだり、畳で横になることが出来るといった部屋である。
五黄と貞が行くと伊佐を入れてそこに五人程居た。

「お邪魔するよ」


ニ"ャ"っ!?


子分達が驚いて鯱(しゃち)ほこ張っている。

「貞兄いー!大親分をこんな部屋にーーッ」

貞は子分達にうるさく指図して、座敷を整える。

「申し訳もなさ過ぎて言葉もありませんでげす、、、
でも、大親分のあまりに驚く姿にあっしもなんだか悲しくなりやした。
サロンにテエー(tea)を用意はしていたんですけど、あっちの部屋より、こちらの方が落ち着かれると思いやしたでげす」

「ありがとうよ。俺もあまりなのに只、驚いてな」

「ここはいじらせないようにあっし達で死守しました」

伊佐が熱いお茶を運んで来た。貞は干菓子をすすめながら、自分もホッとしたようにお茶をすする。

「ここはいいでげす。あっし達の汗も涙も知っている部屋ですから」

貞がしみじみ云う。伊佐や子分達が嗚咽を漏らしはじめる。

「もっと早く来てやればよかったな」


「お、大親分ーーッ!!」


貞達は耐えていたものが一気に吐き出されたように大泣きした。


ニャぎゃー、にゃギャーッ


貞達が泣き止んで落ち着くまで五黄は、子分達の肩に手をポンポンとおいてまわった。
五黄の暖かい大きな手に触れられると、子分達は自然と落ち着いて来た。

「お見苦しいとこをお見せしやしたでげす」

「いいじゃないか、俺は何も見てないよ」

五黄の優しさに胸を打たれ、皆じーんとする。

「屋敷の話は後で聞くとして...。世の吉にあらましは聞いてるけど、そもそもきっかけは何よ?」

「ヘイ。それがでげすね!
きっかけはノン吉兄貴が、人国かぶれのジョニーを連れて来た事が始まりでげす」

「えっ、ノンが?ノンが連れて来たの?」

「へい」

「あらら。騒動の種を持ち込んだのノン吉だったの?それは知らなかった。
それじゃ、詫びるのはこっちの方だよ」

「滅相もねえでげす!お気になさらないで下せい。あっし達はノン吉兄貴を恨んではいやしません。
兄貴は三日ご滞在しただけですぐにお発ちです。
いけなかったのが、あのかぶれ野郎を置いていったことでげす。
持って行ってくれりゃ良かったんですけど」

「そりゃ、いけないね」

「初めは兄貴も連れて帰るつもりだったようでげしたが、もう姐御がいけねえ。
『連れて帰れば一生恨む』と大騒ぎ!それで結局置いていったんでげす」

「虫が起きたね、あいつの虫は特大だよ」

「ヘイ、そうなんでげす。
あの野郎もノン吉兄貴が居た時は大人しくネコ被っていたんでげすが、兄貴がお帰りになった途端、姐御の色だっていうんで急に威張り出したんでげす。
最初はあっし達も兄貴の連れだと思いますから我慢していたでげすよ。
姐御に『ハニー』なんて変な呼び名を付けたりしてもでげすよ」

「?・・・・」

「その上、屋敷に汚い字で看板書いたり、部屋をサロンだのホールだの呼んでいても耐えていたんでげす」

「辛かったねー」

「だけど、どぉーうにも我慢がならねえ事が起きたんでげす!」

「なによ?」





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非公開コメント

なにか明治維新期を思わせるやりとりですね。

ジョニーくんがどういうやつかを考えるとニヤニヤしてしまいます。

「坊っちゃん」の赤シャツみたいなやつなんでしょうか。

親分さん、ぜひともとっちめてやってくださいね!

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

・・・・・・・・・・・・

ジョニー!!?? ジョニーって誰っ? つか何!?
私の大好きな「ジョニー」と同じ名前で、何かとんでもないヤロウなんだね!?
しかも、事の発端はノン様!?
・・・・・・・・・・もう、何が何やら・・・・・・・・・・v-404

ぴゆう、もう早く次、次っ!!
気になって寝れん!!e-330e-330

こんばんは☆

人国かぶれのジョニー何者??

どうにも我慢出来ない事が気になる…

次の更新を待ってます♪

ポチポチ(*^^)v

ポール、いらっしゃーい!

そんな、またまた大層なことを・・・

困るでしょ。

五黄の五黄たる処がわかってもらえる章になると思います。

蘭、いらっしゃーい!

ジョニーって蘭の好きなのって誰ぞなもし?

きっとイケメンだろうな。

もちろんジョニーはイケニャンだよ。

ノン吉の足下にも及ばんが ププ

ryuさん、いらっしゃーい!

ププ、引っぱらないとね。

気にしてもらえるのが一番嬉しいのです。

v-286v-406

こんばんわ。
絵すごい。素敵!
木の幹はどうしたらこんなに生きているように描けるんだろう。
碁盤も小さく描きこまれていて和製ミニチュアを見ているみたい。
木々の緑の色は、これぞ、ぴゆうの緑といった色だね!
今の季節の新緑をも思わせる。
家のグラデもしぶいいい色加減ですね。
部屋からニャーニャーとにぎやかな声が聞こえてきそうです。

読んでいて、ぐぉーー、なんでここでおわる><ってとこで…
いったい、なにが起きたのか@@

ハク、いらっしゃーい!

おお、私も気に入っているのでござる。

気持ち的には老木を意識しました。

碁盤も見たなぁ~~へへ。
最初は将棋盤にしたんだけどね。字が見えないのよ。
それで碁になりますたv-410

うっ…。
またもやイイところで終わってる。

西洋かぶれならぬ、人国かぶれ。
相変わらず、うまい造語だ。

ぴゆうさん、あなたの脳みそ、お~くれ(笑)

キムラさん、いらっしゃーい!

こんなので脳みそで良ければ、いくらでもどうぞ。

その代わりパスタを大盛りでお願いします。

もちろん、交換条件はナポリタンでござる。

私は脳掘られたぁ~~ん

わけわからん

「虫が起きたね、あいつの虫は特大だよ」
五黄様 粋だねぇ。
こういうセリフをさらりと言えるなんて尊敬だよ~

挿し絵の木も
古びた幹の様子がいい!
屋敷の歴史を物語っているね。

しかし このお屋敷がキャッスルになっているとは・・・
どういう展開になるんだろう??

園長さん、いらっしゃーい!

ププ、五黄も云うところの好きモン。
お蜜のことは云えないと思うなぁ。

私もこの木は気に入っとります。へへ

まっ、どう見ても「キャアーする」ですね。
意味フなドテラでしたv-391

新キャラーーっっ!うおおジョニーあなたはいったい・・!
イケメン希望でs(ryえふんえふん
イラストが素敵です!!木の・・生きている感じがすごく好きですっ生命力を感じる・・っ

びたみんさん、いらっしゃーい!

ジョニーは悪い奴ですよ。
悪にひかれるなんて・・・・びたみんさんも隅に置けないお方。

お蜜同様なのね。

おなごって・・・・そんなものよね。

木を気に入ってもらえましたか。
うれすぃ~~
生きてるなんて褒め過ぎよんv-402

はじめまして

コメントありがとうございました~(^0^

また時間のある時にバックナンバーをじっくり読みに来ますね。
絵も可愛くってステキですね。

ではまた~~(^人^)

mitoko☆さん、いらっしゃーい!

いつでもいいですよ~~

24時間フルオープンが売りでございます。

いつでも五黄達は待ってます。

こんばんは

ふむ。
サロンでテエーもいいけど、やっぱり和室でお茶ですね(笑)
今回の終わり方は、先が読みたくて仕方ない~!!
ジョニーって誰?
我慢ならない出来事って何?

と、いう事でもう一つ読みにいきま~す。

よしさん、いらっしゃーい!

こんばんはーv-411

貞達の語るも涙の苦労話。

モモヒキてん末。

聞いておくんなさい。
好きで履いてるわけじゃねえ。
我慢のしどころ、堪忍と。
影で泣いてる子分達。
男五黄に訴える。

はてさて。
v-410
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Author: のくにぴゆう
猫国の住民達の物語を書いています。
作者はコメを食べて生きてます。
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