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第五章 九尾のお蜜 子分の気持ち3

お蜜屋敷


挿絵参照↑↑↑  絵をクリックすると大きくなります

余りの衝撃に走り出す。近くで見るとあり得ない建物が建っていた!
五黄が知るお蜜の屋敷は、美しい日本家屋だった。渋い『銀鼠の瓦』『蒸栗色の土壁』どこかしこをとっても風情ある屋敷に違いなかった。

だが...目の前には、古びて趣のあった檜の柱は白ペンキで塗られ、輝くような美しさを見せていた瓦はなんと赤く塗り潰されていた。
てっぺんにはご丁寧に旗まで立ててある。

「こりゃ、何かのまじないかぁ?」

「違うでげす、大親分!あの看板見てくだせい!」

〔CASTLE〕

「きゃあする?」

「大親分、キャッスルって読むんでげす」

「なんだよ、キャッスルって」

「へい、城っていう意味らしいでげす」

「城?こりゃ城なのかい?」

「へい、姐御いわく。
お姫様はお城に住んでいるものょ。そしてお城の壁はぜ~んぶ白で屋根は赤いのょぉ。
旗も立てなきゃいけないの。王子様がお姫様の居場所がわかるようにね、ウフ」

貞はお蜜の口まねをする時は、体までクネクネする。

「誰が姫様だよ」

「もちろん、姐御でげす」

「いつから姫になったのよ?」

「かぶれ猫が置いてった『眠りニャ姫』とか、『ニャンデレラ』とかいう本の影響でげす。
詳しく知らない村の連中はキャッスルなんて云いません。姐御がとうとう頭にきちまったってんで、みんな茶化して『キッテル!キッテル!』と呼んでるんでげす」

「あれ?ここに門冠り(もんかぶり)の立派な五葉の松があった筈だけど」

「へい、立派な松も伽羅(きゃら)の大木も百日紅(さるすべり)も全て引っこ抜きましたでげす」

「なんでそんな乱暴なことを!」

「ニャーデン(ガーデン)を作る為らしいでげす」

「なんだぁ、そのニャーデンてのは?」

「西洋の庭らしいでげす。

コニャファー(コニファー)やら、ニャンジー(パンジー)にチューニャップ(チューリップ)てな花を植えるらしいでげす。
たくさん本を取り寄せては自分は、ぱらぱら捲(めく)るだけで後はあっし達に読んでおけと、、、。

【楽しいDIニャン】

《あニャたもできる・基礎講座シリーズのペンキの塗り方》

この本は御陰で役に立ちましたでげす」

「アレはお前達が塗ったの?」

「へい、子分総出でげす。屋根から落ちる者続出でした。今だに松葉杖の奴もいるでげす」

「不憫だねぇ」

「へい、今度はニャーデニングでげす、もちろん本を取り寄せやした。

【私のグリーンニャーデン】

【ハニャのある暮らし】

《あにゃたもできる・基礎講座シリーズのニャーデニング》

立派な木を拝みながら切り倒した時に、不幸な事件がおこりやした」

「どうしたの?」

「へい、それがでげす 村の源助爺いが庭の植木を全て倒すと聞いたもんで慌ててやって来て、
『その冠りの松を倒したらたたりがあるーーッ!』って、、、。そんでもお構いなしに切っていたら、ウーンって云ってぽっくりあの世に・・・旅立ちやした(ウッ...涙)

さすがの姐御もその時だけは考えたようでしたが、結局この有様でげす。あっし達の間では源助爺いの一件を肝に銘じているでげすよ...(涙)」

「凄いことになってるのね」

「へい...死傷者十名・逃亡者三十名でげす」

「さっき俺の周りに居たので全員だったの?惨澹(さんたん)たる有様だね」

「前説はこの位にしときます。本番はこれからでげす」

貞は厳めしい顔をして玄関に向かう。よく見ると板戸には全て釘が打ってある。
真ん中の板戸には取っ手代わりなのか、荒縄を丸く結んである。

「すごいね」

「へい、ドアでげす」

「確かにドアには違いないねぇ」

「取っ手が足りなかったので、工夫したでげす。

大親分!中に入ってニャっくり返らねえで戴きてえ」

「わかってるよ、大分慣れたよ」


!?ーーーーッ!!!


ひっくり返りそうになった。

家の中の壁はもちろんのこと、全くお構いなしに白ペンキが塗りたくってある。素人猫が刷毛で塗ったものだから、斑模様になって地が見えている。
その上、赤い毛氈(もうせん)が広間を突っ切ってずっーと長く続いている。

「これ何よ?」

「へい、赤絨毯(じゅうたん)でげす。姐御の部屋まで続いているでげす」

案内をする内に貞は悲しくなって来た。






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「ニャンデレラ」、「ニャーデニング」、「チューニャップ」
ニャン造語の数々、おもしれぇでやんす(笑)

ネコたちも西洋かぶれをしたい年頃なんでしょうか?
それにしても、荒縄を結んだ取っ手って(笑)

ぴゆうさん、いまさらですが、あなたはやっぱりスゴイ!

「ニャーデニング」…どんなお庭なんでしょうね~ ^^
エノコログサにキャットニップ、またたびの木なんかもあるんでしょうか?
夢のニャーデンに行ってみたいです *:.。☆..。.(´∀`人)

キムラさん、いらっしゃーい!

流石のキムラさんである。
貞も相当苦労したらしいですv-389
荒縄で結んで、あ~~してこ~~してこうすると、こうなったらしいです。

ニャハハハ、考えるのも楽しかったです。
コニファーもコンニャロー
パンジーはニャンダジジー
チューリップはチューパッラ
も考えましたが、過激過ぎなので止めときました。ププ

バケさん、いらっしゃーい!

おおー、久しぶりで~~す。
嬉しいなったら嬉しいなv-410

やっぱりの流石でやんすねぇ。
猫庭の三種の神器でございますねぇ。
きっと、こそーっと植えていると思います。
伸びては誰かが来ては毟ったり、ごろごろして育たないと思います。
バケさんに行ってもらって、ニャ郎達を指導してもらいたいものです。

これは現実の話ですけど、
キウィを植えた時にニャン達が代わりばんこやってきてはゴロゴロ。
ニャンだぁ?と思い、ぐぐったらキウィってまたたび科らしいです。
だからキウィ畑はニャン達の桃源郷ではないかと。v-398

ぴゆうさま

こんにちは。
インターネットと電話回線が大混乱中 ... です。
選挙の影響かしら?と思っていたら、そうらしいです。
まあ、そのうち復旧するでしょう。(笑
では、また!

CoCoさん、いらっしゃーい!

フィリピンは選挙なのですか?

回線が混乱するほどなんですか!すご。
猫国は年中無休24の「ニャブン♡イルニャン」です、いつでもお待ちしています。

楽しいよ~♡
びゆうさんてやっぱりすごい。

ライ母さん、いらっしゃーい!

どうもありがとうでぇす!

これからは貞達の苦労話にお付き合い戴く予定です。

きっと、章が終わる頃には、貞も立派なお馴染みさんになっていると思います。

建物の屋根やら周りを子分総出で塗った。
さぞや、にぎやかだったろうなー。絵をみていると目に浮かぶ。

ニャーデ二ング、たのしいー^-^
お花の名前もニャがつけてあるのもいいですー。
ワクワクしてくる♪
そんな、庭あったらみてみたかったり。
人ではない猫たちがわさわさと庭の手入れをしていると考えただけでも、ファンタジーでする!
お城にノスタルジーを感じたハクです。
色あいとか好きなんだよな~。(建物描けるのってすごい!)

ハク、いらっしゃーい!

いつもありがとう。
ハクに褒められるとv-406
今回のはね、ダメダメだよね。
フォトショを使いはじめで、ブラシもよくわからなくて苦労した絵だから、ボツにできなくて、
その上、妙な愛着があったりして、絵一枚のことなんだけど。
人の心って不思議なものだなぁと思います。
描く事に苦労した絵は、やはり思い入れが深くなるものなんですねぇ。

こんにちは!
今ふと思ったんだけど、びゆうさんの文章って 
このまま朗読劇にできるんじゃないかなって。
ぽんぽん ぽーん って進んでいくセリフ回しが
とても小気味良いんですよね。
演じる人は著名な舞台俳優で一人芝居で・・
なぁんて アタマの中で妄想しながら読ませていただきました。笑

うちのうちゃぎたちを可愛いといってくださってありがとう^^
もしよろしければ うさぎブログの方へもお越しくださいませ~♪

ゆーしゃんさん、いらっしゃーい!

へへ、v-398

嬉しいなぁ~~

猫国は会話が多いいので、自分自身で音読して、清書をするようにしています。

うさちゃんのブログ、是非、お邪魔させて戴きます。
昔、うちにもいました。

やっと来たよーーーーー!!

ごめんね、ぴゆう!
3日もご無沙汰しちゃったよ~~~~~!!v-406v-406v-406

今回のお話・・・・・・・
読んでて思わず「ぶはっ!!」て吹き出しちゃった(爆)。

「眠りニャ姫」や「ニャンデレラ」も然る事ながら、「DIニャン」!!
サイコー!! あははははははは!!v-411v-411
「ニャーデニング」も良いね~~e-266

今回のお話は何か大変な事になってるみたいだけど、何せ表現の面白さに笑えて笑えてしょうがなかったよ(*^^*)
しかも、最後には「レッドカーペット」まで出て来るし(笑)。
こりゃ、五黄様がひっくり返りそうになるのも当たり前だわ^^;

もうめっちゃ続きが早く読みたい~~~i-237

蘭、いらっしゃーい!

やはり、真打ちが来ないと寂しかったぞよ。
ありがとうねぇ。
貞達の泣ける苦労話がこれから始まるので、楽しみにしておくんなまし。
笑えるかもしれんが・・・
ププv-391
私のことゆえ・・・

お蜜姐さん、「キッテル!キッテル」ですね?
いったいどうしたんでしょうか?
欧米か!
日本家屋を西洋風のお城にするには
あまりにも無理があり過ぎ!!
しかし楽しい国には間違いない(^^)

いつも応援ありがとう!
ポチッv-219

よしさん、いらっしゃーい!

こんばんはーv-411

かなりキテますから。
何というか、なんざんしょ?
お蜜は・・・・
困ったものです。

こちらこそです。
相互リンクは交流したり助け合うのが本当だと思っています。
よしさんはこうしてコメもポチもきちんとしてくれる。
とても嬉しいし、私もそうしてる。
今、リンク欄を整理しています。
交流もポチもしない人達はバンバン消しています。
なんかスッキリしてきた。
v-410

こんにちは。
お蜜さんの 無茶っぷり いいなぁ… いやいや 僕は お陽さん 一筋。
でも お蜜さん 愛すべき可愛い人物だ。
… かぶれ猫??? あの 江戸時代に 着物を前後ろに着たり 女装したりした あの カブキモノ????
いやー 西洋かぶれか
それにしても 魅力的な人物がどんどん 増えて 困惑。
ああっ… お陽さん 三吉君 お加奈ちゃん お蜜さんも 此の後 どうなるのか 気になるな。 

ウゾちゃん、いらっしゃーい!

こんにちはーv-411

ぷぷ
お陽も喜んでいるだろ。
まだイケル!ってね。

そう、西洋かぶれだね。
長編だから登場人物は多いいにゃーー
カテにある猫国相関図を参照して欲しいニャーー

どうなるのでしょう?
へへ
v-389

お蜜様、どうして急に姫系に目覚めてしまったのでしょう???
さやいちも姫系にLOVEだった時ありましたけど、
あれはいけませんねぇ~
女子には理解できても男子には全く理解できないみたいで、
姫系グッズに包まれたさやいちの部屋を見た
その当時の彼は『居心地悪い』と言ってました。
1年ほどで飽きましたけど(笑)


お蜜様も飽きるなら被害が少ないうちに
早く飽きてほしいですねぇ。

さやいちちゃん、いらっしゃーい!

こんにちはーv-411

そうなんだ。
わたしはちびの時からぬいぐるみすら興味がなく・・・
今になって可愛いと思ったりして・・・

男子に理解してもらわなくて結構毛だらけの世界ですな。
ピンクは女性を綺麗にする効果があるらしいぞ。

さてね?
筋金入りの大わがままだからね。
v-393
プロフィール

 のくにぴゆう

Author: のくにぴゆう
猫国の住民達の物語を書いています。
作者はコメを食べて生きてます。
コメくださ~~い!
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今まで紹介をしなかったのですが、それも変だなと 三ニャンを宜しくお願いします。

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