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第五章 九尾のお蜜 子分の気持ち2

しばらく行くと子分達が尻尾をピーンと立て、緊張したニャ面持ちで整列して待っていた。

「五黄の大~親分!いニャッしゃいやしぃーッ!」



「ふふ、壮観だねぇ」

五黄が言うが早く、泣き顔になった子分達が駆け寄って来る。

挿絵参照↓↓↓  絵をクリックすると大きくなります。
nakituku.jpg



大おニャぶぅぅ~ん!ニャぁぁーッ!にャぁ~~!ふんギャ、ニャぎゃーッ!



いい男猫達が泣き騒いでる。その上、どの猫も股引姿をしているので思わず感心してしまう。(ほぉ...)
お蜜の子分は百人ばかりの筈だが、来たのはその半分にも満たない猫数。
そいつらをかき分けて、息せき切った貞吉がやってきた。

「ごッ、五黄の大親分!態々のご来駕(らいが)に恐縮するばかりで、穴があったら入りていでげす。ヘイ」

「貞、どこで覚えたの?そんな大層な言葉」

「ニャへへっ。大親分にお目にかかったら絶対に言おうと練習したでげす。ヘイ」

「ふふ、可愛いこと。伊佐にも言ったのだけど、その大親分って言うの止めないかな?
えらい年寄りに聞こえるよ」

「お言葉ですが、えらい年寄りには違いないでげす。それに幾ら大親分に言われても聞くものじゃありませんで、ヘイ。
おぉ~い、みんなぁー!いい加減泣き止むんだ、みっともねぇッ!」

「へぇーイ」

「ヘーイ」

「へぃ...ッ」(ショボン)

貞は珍しく五黄並みに大きく、柄は薄茶と黒の斑模様だ。
この世界で五黄以上に大きい猫はいない。

「伊佐に聞いたのですけど・・・」

「お前達も脱いでしまいな。だけど伊佐みたいに脱いだままはいけないよ」

五黄は伊佐の履いていた股引を貞に見せる。

「げッ!伊佐ぁーっ!おそれ多くも大親分さんに、こんな薄汚いものを持たせるなんてぇのは、どういう了見だぁーーッ!!」

貞はもの凄い猫パンチを伊佐にする。


バッシッーン!


(い"ッニャっ、涙)

「すッ、すいません!あっしはつい嬉しくて嬉しくて、、、」


「言い訳すんニャーーッ!」


また猫パンチを伊佐にしようとしたので五黄が止める。

「やめなよ、そんなつもりで云った訳でないよ。
この股引がイマイマしいのはわかっているよ。

だけどあっちで脱いでこっちで脱いでと、大人数がやらかしたらいけないだろ?だいち子供の教育に良くない。一緒にまとめて裏庭にでも捨てて置きなと言いたいのさ」

「へい。でも大親分に、、、」

「貞、いつものお前らしくないよ。いけないよ、お前はただでも手がデカイんだからよ」

「大親分ほどじゃありませんでげす」

「何を言うんだい、この紅葉(もみじ)みたいにカワイイ手を」

「紅葉って・・・」

グローブのような手を出して、五黄がしらっとそんな事を云う。

「ニャは、やだなぁ~」

あっははは~

ニャひひひ

にゃははぁー

ピリピリとした雰囲気が五黄のおとぼけで、和やかになる。
皆、ひとしきり笑っていた。

「貞、早く脱ぎなよ」


「へい!そんじゃ~てめえ達も大親分がああ仰って下さるんだ、チャッチャッと脱いじまえ!」


へぇーーい!



子分達は脱ぐとホッとしたのか、へたり込む者もいる。

「てめえ達!大親分の前でだらしねえぇぞ!」

「そんなにキリキリ怒るものじゃないよ。辛かったんだろよ。さて。じゃ、ここに座って貞の話でも聞こうかい」

「とッ、とんでもねえでげすッ!サロンにテエー(tea)を用意しているでげす」

「なんだ?そのサロンてのは」

「行けばわかるでげす。ヘイ」

横を子分達がそれぞれ股引きを持ち、ニコニャコしながら五黄に会釈し通り過ぎて行く。

(ゾロゾロ、ゾロゾロ)

子分達が行く先に異様な建物を見た!

「おい、なんだあアレ?」





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「ほう、鯛(てェ)か! てェとはオツなもんじゃないか!」
「いえ、テエーです」
「だから、てェだろ?」
「てェじゃなくてテエーです」

……談志師匠やってくれないかな(笑)


しかし、この股引き騒動を見ていると、まるで……。

ええその、まるで……。

いえなんでもありません。

不埒なことなんか全然考えてませんので、どうか出禁はかんべんしてください~(汗)

五黄の大親分って、メチャメチャ偉いんですね。あと子分達にも慕われている。そうゆう人になりたいものですね。

今回はがやがやした感じがとてもでてるー。
サロンにテエー(tea)、むむむ。この前はおいしそーなコーヒーが。
テエーにもいろいろ種類があるのかな、ワクワク。

挿絵今回もいいね^^
子分たちの表情、動き抜群!
あいかわらず、ぴゆう節たっぷりで大満足です。
股引のほつれをまつってるとこなどこまかくて情景が目に湧き上がってくる^^
道の遠近感をだしているぼかしもきれいー♪

ポールさん、いらっしゃーい!

ププ、ナイスコメント!
こういうの大好きですねぇv-396
ポールさんもいけてますねぇ。

まるでのその先が気になりますが、大人の事情で聞く事は止しにしやしょう。

ハタオ、いらっしゃーい!

五黄はそれが自慢なんですよ。
民が大好きなんです。

ハタオは十分慕われてると思いますよ。
私もファンの一人でございますv-402

ハク、いらっしゃーい!

うえ~~ん。
今回はあんまり自信がなくてさ。
良かったぁ、でもねぇ、ダメだな。
ノリノリで描いた割にできが良くない事もあるのよねぇ。
反省です。
まだ馴染みのない貞達だけど、とてもよい心根の猫達です。
どうか可愛がってやってください。

なんかさ、猫がみんな股引はいていると
はいてない猫を見た時(それが当たり前なんだけど)
あ、あの猫ハダカ!
恥ずかしいからパンツはきなさいよっとか言っちゃいそうだよ(笑)

でも確かに毛皮の上に股引は 暑いよねぇ。

園長さん、いらっしゃーい!

ププ、本当、そんな感じがするのが不思議。

でも皆、やっと脱ぐ事ができてほっとしています。

貞達は馴染みがありませんが、これからはどうぞご贔屓に。

こんばんは☆

五黄さんの慕われようはその存在の大きさが見えますね。

子分のにゃんこ達が股引脱げる事になって良かった。

挿絵いつもお話と同様に楽しみです♪

『サロンにテエー(tea)』

ダジャレのようで気に入りました。

『サロンにて…サロンにテエー(tea)』と。

毎日ポチポチ♪

ryu さん、いらっしゃーい!

なるほど、貞がそんな風にお上品になれたら、すごいですよね。

多分・・・無理です。

「げす」が最後につくの口癖なんでげすよ。

困ったもんでげす。←お前だろ!

v-286v-406

おはよう♪

あーやっと読みに来れたぁ~~~~~~e-2e-2e-2
昨日からブロともの更新情報を見てたから、早く読みたくて読みたくて・・・・e-330e-330

「でげす」

何だか笑える^^;
今までのべらんめぇ口調とは、またちょっと違った表現だよね(笑)。
何か「揉み手、揉み手」しながら喋ってるような雰囲気があるなぁ。
どっちかって言うと・・・商人っぽい?

全体的なカンジとしては凄く面白いんだけど・・・今回のお話、ちょっぴりぴゆうのいつもの勢いが感じられないなぁe-263
足踏みしてる雰囲気があるんだけど・・・まぁ話と話の繋ぎ部分てこんなカンジなのかもねi-229

「サロンのテェー(tea)」かぁv-343
私も五黄様と藤平様とノン様と、「サロンでヒーコー(coffee)」したいわぁv-9
モチロン、「父ちゃんブレンド」でねe-343

「紅葉のような手」なんて言ってのける、お茶目な五黄様は本当に可愛いe-266e-266
愛されるのも良くわかるわ~~☆

九尾のお蜜さんの登場は、もうちょっと先みたいだねi-229

蘭、いらっしゃーい!


フフ、蘭は鋭くていけねえやv-388

蘭がそう感じるとすれば、多分、貞達みたいな丸っきりの主従関係が菰傘にはないから、戸惑うのかもしれない。菰傘村は元々先祖が五黄と藤平と親子関係でいた者達の子孫。
自ずと他の村の者達とは関係も繋がりも特殊だと云える。
私はこの章を通して五黄を知ってもらいたいと思っています。
そして他国との関係とかね。

貞達もその内、蘭に愛される存在になれると信じています。

い、いいところで終わってる。
何だ、彼らはいったい何を見たんだ。
気になる、気になる、木ですから♪
テーでも飲みながら、次回を待たせてもらいやす。

キムラさん、いらっしゃーい!

そこそこ木になりますか?
ププ
良かったですv-410
サロンにテエーでも用意させますので、
じっくりニャ郎共の話でも、聞いてやって下せえ。

こんにちは

み~んな五黄さま大好きですね。
嬉しさで泣く子まで・・親しまれてるんですね~。

挿絵の猫たちの股引姿おもしろい!

サロンでティーですか?
洒落すぎてる~w この間はコーヒーだったし
いいとこだなぁ~猫国\(^o^)/

よしさん、いらっしゃーい!

こんばんはーv-411

まったくねぇ~~
猫にマタタビじゃなくてモモヒキ。
けけ。
泣くのもわかるてっかだね。

五黄も大変でござります。
サロン・・・・
何も言えない。
v-403

皆さん股引ぬげてよかったですね。
猫は拘束されるのを嫌がるものですもんね。
我が家の猫たちにやったら、きっと暴れ狂います(汗)

さやいちちゃん、いらっしゃーい!

こんにちはーv-411

ふざけているよね。
でも皆、言うことを聞いている。
素直なのよねぇ~

家も絶対にそうだわ。
羨ましいよ、可愛いおべべを着てる子を見るとさ。
v-403
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