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第四章 藤平と三吉 三吉軍団2



「五黄城までかけっこするぞぉー!」

「わぁーい」

「行くニャァ~」

「にぁあ!」

五黄屋敷に行くには橋を渡る。この村は大変に便が良く、行き来も多い。
三吉と子猫達は賑やかに歩いている。

♪にゃんニャコ~ニャンニャン♪


「荷鹿車が通るよー、危ないよーっ」


「あっ!弥吉兄ちゃんだぁ」

「兄ちゃーん」

「兄ニャ~ン」

「ニャニャア」

挿絵参照  絵をクリックすると大きくなります
sikashatoyakichi.jpg

三吉も子猫達も喜びいさんで近づく。弥吉と云われた四毛猫はニコニコしている。五黄の屋敷には、捨て子で拾われても大切に育てられるので、気立てのいい者が多いい。

大人に成るとたいがいは屋敷を出ていくが、そのまま手伝いをしながら住み着く者もいる。その内の一人が弥吉である。三吉達が来ると弥吉は荷鹿車を止める。

「あんまり近づいたら危ないって言ってるだろ?」

「えへへっ弥吉兄ちゃん、今度はいつ帰るの?」

弥吉はこの村の米や野菜などを運ぶ仕事をしている。

「十日も先かなぁ~、今回は荷が多いいもの。三吉はお加奈のお見舞いかい?」

「そだょ。おいら達、お加奈に飴玉やるの」

「そっかそっか。あ、お加奈の熱が下がったって、さっきお米ちゃんが言ってたよ」

「ホント?良かったぁぁ~。弥吉兄ちゃん、教えてくれてありがとう」

「いいってことよ、じゃあな」

弥吉は大鹿に声を掛ける、大鹿がノロノロ動き出す。三吉達は次の荷鹿車にも、次の荷鹿車にも声を掛けて見送る。

「いってらしゃぁぁーい!」

都合十台はあっただろうか、大変な量になる。

三吉と子猫達は、この時間をとても気に入っている。大鹿も見れるし、弥吉達がたまにお土産だよと言って、きな粉飴をくれるからだ。何よりお加奈が小さいので迎えに行くという日課も楽しい。

三吉や子猫達は五黄屋敷にいる子供達とは歳が離れすぎて遊んでもらえないのである。今はお加奈以外に小さい子がいない。三吉達は荷鹿車を見送ると駆け出した。

五黄屋敷は寺の山門のような立派な正門と普段使い用の門と二つある。普段使いの門は簡素でいつも開け放してある。
三吉達はいつもそこから出入りをする、そこはいつも賑やかで楽しい。
女達が川から引いた水場で野菜を洗っていたり、男達が荷車に荷を積んでいたりする。

藤平も忙しく男達や女達に指図をしている。
三吉と子猫達は、元気よく皆に挨拶をすると一目散に井戸に向かう。
橋から頑張って駈けって来るのは、喉をカラカラにして飲む井戸の冷たい水が美味しいからだ。

大人にせがんでポンプを上下してもらうと冷たい水がバシャバシャ出て来る。
ニャアニャア言って三吉と子猫達は喜んで飲む。
いつもなら、お加奈は子猫達の声を聞きつけて喜びいさんでかけて来る。

今日は藤平が三吉に声をかける。

「三吉、今日はお加奈のお見舞いかい?」

「はい、おじちゃん。でも今日はそれだけではないのです」

「何かな?」

「父から事ずかって来ました!」

「そうかい、何かはわからないが、先にお加奈のお見舞いを済ませておいで。お前には礼儀も教えていないのに関心するよ」

「おいら、猫見て判断するから」

「?・・・・・」





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こんばんは。

いつもご訪問・コメント有難うございます。
励みになります。有難うございます。

こんにちわ、サムさん
どうしたしましてです。

おはようございます^^

おはよございます~^^
後ほどゆっくり読ませていただきます^^
おはようのポチッ凸

おはようございます、sarahさん
のんびりしに来て下さいな
v-286ポチです。
ありがとうv-406

大鹿うまいなーー。いいなー。鹿の視線もすき。動物って真横から描くのむずかしいですよね。
米俵うちにも一俵くださいな、
弥吉兄と子猫たちが話してるように見えてきます。作者の暖かい愛が感じられますね。

ハク、いらっしゃーい!

うへへv-398
ハクに誉められると照れまくりますよ。
米俵に見えますか?良かったぁ。
何俵でも進呈しますよ、銘柄はね。「ニャニャ光」と「菰傘小町」v-411

おはよう♪

子供達は目的地までの道中も遊びの場ですね。
それは猫の国も人間も同じですね♪
応援ポチok!です\(^o^)/

ryuさん、いらっしゃーい!

どんなものでも遊びにして、楽しんでます。
ある意味、子供の方が猫生の達ニャンかも。
v-286 v-406

おはよう♪

今回のお話も、仔猫達の動作とか目に見えて来るようで、本当に楽しめました(*^^*)

でも今回、めっちゃ気に入ったのは、挿絵の鹿!!
良い!! すんごく良い!!
あのエロ・・・あわわ、可愛いおメメがサイコーですv-9

四毛猫の弥吉っつぁん、派手でお素敵・・・e-266

蘭ちゃん、いらっしゃーい!

あの・・・目線に目がいくとは・・・お主、ニャカニャカやるなv-389
今は、「かくかく鹿、鹿゛」なので、
詳しくは説明できませぬが「知っとけ!」に登場する予定でござんす。
また来てね

日本ブログ村1位、おめでとうございます。

その栄光、そしてこれからの繁栄を祝しまして、乾杯~♪

キムラさん、いらっしゃーい!

ありがとうございますv-406
これも皆々様のお陰でございます。
これからも一層、努力して五黄達が愛されますように頑張りマス。
また来て下さいね

すみません、ぴゆうさん。

大鹿の目がツボに入り転げ回りました(爆)
奈良の鹿にこんな目をした奴が居たら連れて帰りたい(笑)

いけないことですが(^^ゞ

うう、黄粉餅食べたい。大好物ですwww

ちあ、いらっしゃーい!

おはよーー、この頃早寝のぴゆうです。
健康印v-16

受けたぁ~~v-410へへ

奈良にはいないが猫国にはゴロゴロいるのであーる。
と云うか、あんなんばっかり。
猫達は鹿族の愚痴を聞くのが上手いのです。
基本、鹿族は働き者、だけど愚痴っぽい。

きなこ餅は私も大好き、安倍川なんて幾らでもいける・・・ああ~~食べたくなった。

子猫たちが楽しそうでいいニャア^^
鹿を猫が使うのか~?
弥吉の毛の色いいニャア^^
五黄屋敷は賑やかそうだし、猫国は良い所!

では、またニャア(=^・^=)

よしさん、いらっしゃーい!

こんばんはーv-411

使うと云うか、鹿も仕事をしているみたいな。
そんな感じです。
ププ

弥吉はお陽の髭結いで、染めてもらっています。
きれいでしょ。
オサレな独り者です。
五斗吉が柄が悪いとボヤクのもわかるような。
v-410

荷鹿車・・・(笑)(笑)

「にかしゃ」「にしかしゃ」・・・?
いやぁ、なんでそんなものを思いつくんですかっっぴゆうさん!

まるでサンタクロースですねぇ。この弥吉さん。
それにしても「四毛猫」って(^^)
なんだかカラフルと言うかサイケと言うか、楽しい猫さんだなぁ。


うふふ、お話も楽しませていただいているのですが、今回はこの挿絵に思わずにんまりしてしまいまいしたので、思わずピンポイントでコメント(^^)


あ、私へのコメ返は気になさらないでくださいね~。
昔の記事へ飛ぶのは面倒でしょうし~。
私が「しおり」替わりにつけてる足跡、くらいに思っておいてください~。

読むの遅くてごめんなさい。
コメントできない日もあったりしてほんとごめんなさい。
自分の作品が滞っておりまして(^^;

秋沙さん、いらっしゃーい!

こんばんはーv-411

「にかしゃ」ですねぇ。
へへ

この子は特に洒落者でお陽の髭結い床で欠かさず染めています。
皆、オサレには敏感みたい。

コメ返ものんびり書いているから平気よ。
ありがとうね。

気にしない、気にしない。
v-410

やっぱり三吉はおませさん。
世の吉がちょっと足りない分
三吉がしっかりしちゃうんでしょうねぇ~(笑)
最後の言葉・・・う~ん、ナマいっちゃてる。(古)

さやいちちゃん、いらっしゃーい!

こんばんはーv-411

本当にね。
生意気盛りというか、知恵が進んでいるのね。
普通の大人は敵いませんね。
v-391
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 のくにぴゆう

Author: のくにぴゆう
猫国の住民達の物語を書いています。
作者はコメを食べて生きてます。
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