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第三章 とんびと鷹 お加奈の秘密2

「父ちゃ~ん、沢山買えたょぉぉ。五斗のおじちゃん、ありがとう(ペコリ)」

「あちがとぉ」

「あにがと」

「ニャア、にゃ~ぁ」

子猫達に礼を言われ、五斗吉嬉しそう。
世の吉は三吉が両手一杯に持っている飴を見ながら関心している。

「お前も豪儀に沢山買ったねぇぇ」

「だってお加奈のもあるし」

「にしても、量が多いでないの?」

「へへ」

「そういや、お加奈はョ?」

「なんかお熱があるんだって。だからお屋敷に行くんだ」

「へっ?三吉、お前、もしかしてハナからお屋敷に行くつもりだったの!?」

「そだょ」


「ニャんだとぉーー!?このガキ、大人をはめやがったな!」


「違うょ、これは駆け引きだょ」

「ニャにおぉーっ!?」

「だって藤平のおじちゃんが商売は駆け引きだって」

真っ赤になって怒っている世の吉をなだめながら五斗吉は関心しきりである。

「兄ぃ、こう言っちゃなんですけど、三吉の方が役者は何枚も上手ですょ(笑)」

「へへ」舌を出している。

「変な小細工しねぇで、この子には正直に頼んだ方がいいですよ」

「本当だね、並のこまっしゃくれでないね」

「また余計はいいですから」

「わかったよ(苦笑)」

世の吉はノン吉に言われた通り、三吉に話した。

「覚えたか?」

「わかったょ、任してょ」

「大丈夫かねぇぇ?」

「うん!お加奈のお見舞いしてからにするょ」

「どっちでもいいょ、そのかし、ちゃんと用事は済ませろよ」

「うん」

「そう言えばお加奈は、乳飲み子の時から良く熱を出したねぇ」

「えっ?父ちゃん、お加奈の赤ちゃんの時を知っているの?」

「知ってるも何も、お加奈をお屋敷に連れてったの父ちゃんだもの」


「えーーツ!?」


「話せば長くなるから、後にしなょ」

「今話さなきゃ用事は知らないょ!」

「わかったょ。そうさね・・・もう何年も前になるが、藤平様に呼ばれてお屋敷に行ったのょ」

「それで?」

「藤平様がオイラに言うのょ。

(藤)なぁ~世の吉よ、この頃寂しくていけない。

(世)何がですか?

(藤)子供がまた、巣立ってしまった・・・屋敷が広いのよ、たまらなく広く感じるのよ。

(世)へぇぇ。だって、かつ吉が出て行っただけですょ、頭数が一つ減っただけじゃないですか。

オイラが言った途端に藤平様の鋭い猫パンチが飛んだね(バチーン)

(藤)物みたいに云うのじゃない。

(世)ヘィっ、すいやせん。

(藤)お前を呼んだのは他ではない。どこかで子供を拾ってこい。

(世)へっ??拾って来いったって、ご自分で物みたいに言うなって、あっしに猫パンチしたのに・・・

(藤)つべこべ云うでない。

(世)だって石ころみたいにあっちにコロコロ、こっちにコロコロなんていう訳にはいかないですょっ。

(藤)今日、明日ということでもない。

(世)だけど・・・

(藤)いいから、行ってこい。

取りつく山もないっていうのはあれだね」

「山じゃなくて島だよ」

「いいんだよ、雰囲気がわかれば」
 
 シラーーー

「それで、それで?」

「兄ぃも、チゃっチゃっ、と話して下さいょ」

「仕方なしにお屋敷を出て歩いていると・・・」

「歩いていると?」

「だから先言ってょっ」

「居たのよ」

「何が?」

「もぉぉー、早くして!」

世の吉は面白がっている。

「だからょ、お誂えなのが橋の袂にさ。あっちにウロウロ、こっちにウロウロとさ、乳飲み子抱いた女がさ」

「ニャんだってぇーっ!?父ちゃん、お加奈の母ちゃん知ってんの?」

「知ってるょ。だから今その話をして・・・・」

「父ちゃん、あんまりだぁー!あんまりだぁーぁ!おいらはいつだってお加奈の親を探していたのに」

「だって知らないょ」

「ニャんだょぉー!何べんも何べんもおいらは訊いてるょ、父ちゃんの猫でなしーーーッ!!」

三吉は世の吉にむしゃぶりついた。子猫たちも一斉に噛み付く。


ガブっ!かぷ、ガブガブっ!かぷかぷ


sankichigundan.jpg

挿絵参照↑↑↑   絵をクリックすると大きくなります

「あイタタたっ!痛いよーッ、痛いってぇぇのッ」

振り払おうとしても中々離れない。
呆れていた五斗吉が、三吉や子猫達をなだめてようやく離れた。

「兄ぃがいけねえです。あっしだって、三吉が親を探しているのは知ってるんですから」

「だってょ、こいつの話なんて真剣に聞いてねぇもの」


「父ちゃんッ!」


「兄ぃ!いい加減にして下さいよ。これ以上噛まれると、毛がなくなりますょ」(毛ニャし!?)

噛み付いた子猫達をむりやり引き離したせいで、毛が毟り取られてひどい有様(ぼろぼろ・・・)



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こんばんは^^

やっと来れたよ~、ぴゆうさん(*^^*)

なななな何と!! 意外な展開になって来ましたねe-330
しかも、話の流れみたいな感じで、するっと明らかになっちゃうトコが世の吉っつぁんらしくて・・・(笑)。
「猫でなしーーーッ!!」
・・・・・ぷぷぷ(^m^ )
オモロイ台詞だ・・・・・・・・(爆笑!)

またまた次が気になるところです~e-266

こんばんはー

蘭さん、お帰りなさーい!

この親子は毎日これです、いつもつっこまれてる世の吉、
だけと全然へこたれない。
ある意味、凄い奴です!ププ

また来てね~~v-414

こんばんわハタハタです。相変わらずの、ニャんとも楽しい小説です。あと、拍手数が凄いですね。二桁拍手なんぞ、遠い夢です……(ハ)おいらにも、少しわけてくれにゃん……す、すみません。(名前)ぱくりたい手法です。

ハタハタちゃん、いらっしゃーい!

ヤですよーーーだv-397ププ
まじめに、22222拍手を超えました。
この事実に身が引き締まる思いで一杯です。
これからも五黄達が愛されるように頑張り続けるだけです。
ありがとうございます。

こんばんは

世の吉も大事な話を今頃になって話して
子供たちに噛まれても文句は言えないねw
藤平さまもよっぽど子供好きなんだねw
一匹減ったから一匹補充か・・・。

でもおもしろい展開になってきましたね!(^^)!

では、また~(^^)/

よしさん、いらっしゃーい!

こんばんはーv-411

藤平の子供好きは筋金入りかも。
可愛くて仕方ないみたい。

世の吉はしょうもないよねぇ~~
幾ら言ってもきかないもん。
どうも聞くv-418耳がないらしい。
耳なし世の吉
ニャハハハv-283

桃吉にはとんだ手がかりです。
でも桃吉は旅に出てしまいましたねぇ~
う~ん、一筋縄ではいかないですね。

さやいちちゃん、いらっしゃーい!

こんばんはーv-411

今頃だね。
へへ
ニャハハハ
褒め言葉かにゃ?
v-391

籐平様はお医者様でもある訳ね。
子にして駆け引きを覚えるとは、たいしたもんだ。

それにしても、世の吉が加奈の親の情報を知っていたとは。
桃吉、、、カンバッーーーーク!!!

こんばんはーv-411

まっ広い意味ではそうなのかなぁ?
それよりは皆の親みたいなものかも。

世の吉も猫が悪いよね。
三吉の話なんて真剣に聞いてないもんね。
困ったもんだよ。
v-389

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 のくにぴゆう

Author: のくにぴゆう
猫国の住民達の物語を書いています。
作者はコメを食べて生きてます。
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