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第二章 旅立ち 昔語り1


「おい、どうしたんだよ」桃吉は抱きついて、泣きながら興奮状態で必死に話す(カクカクシカジカ・・)ノン吉はうなずいている。

「ふーん、お前の言いたいことはわかったぜ。ようするに三吉にお加奈の親を捜してくれと頼まれた訳だな」

「はい、そうなんです。
でも俺っていつも中途半端な飽きっぽい奴で、小学生の時だってノートを最後まで使わなかったし、鉛筆だって最後まで使った事なんて一度もない。
ましてや、用事を頼まれたりすると任せといてなんて調子のいい返事をする。そんなにいい返事をするものだから相手は俺に当然のように期待をする。

だけど俺って、最初の返事はいいけど後は知らんぷりの尻切れトンボ。(ナサケナィ)文句を言われれば一生懸命にやっているけど、こんな事やあんな事があって中々出来ない・・・ナンテ言い訳のオンパレード。責任転嫁は数知れず。そのうち相手も諦める。いや、諦めてくれる。
だいたい、俺に頼む事自体が間違っている。」

「おいっ、おい桃吉!どうしたんだよ。大丈夫か?しっかりしろ!」

桃吉が飛んだ目で話しているので、思いっきり猫パンチをくれた。

バッチーン!

「いっでぇー(涙)」

「まったく頭をしゃんとしろ、その涙と鼻水だらけの汚い面をそこの川で洗いな」

挿絵参照↓↓↓

kaoarai.jpg


桃吉はシュンとして言われたように、冷たい川の水で顔を洗った。
冷たい水で頭のごちゃごちゃがすっきりした気がした。
ノン吉が優しくタオルを渡す。顔を拭くと落ち着いた。

「全くよ、三吉に会ったらお前、なんか変なスイッチが入っちまったんじゃないのか」

「そう思います。
俺は人間の時いつも孤独でした。お前みたいにつまんない奴はいないよ。とか、
思い切って告白した女に、あんたと居て何か楽しいことあるの?とか・・・
家族とだって気が合わなかった・・・・・・だから誰にも相手にしてもらえなかった。
人と関わりあうのも臆病になっていたし、そんな俺を受け入れてくれないことにも俺の『理屈』で腹を立てていました。

だけどここでは、いつも周りに誰か必ず居てくれて、俺みたいなつまんない奴をかまってくれます。兄貴なんて面白いって笑ってくれます。
兄貴達がわっしょい、わっしょいって担がれて行っちゃった時も一緒に行けばいいのに。

何だよ、俺を放っといて行っちゃった・・・みたいな、変にいじけた心と、皆の仲間になっていいのかな?って、気おくれした自分がごちゃ混ぜになって、一人ぼっちでウダウダしていたら、三吉と子猫たちが声を掛けてくれたんです。

俺が走れないって言えばね、満足に話せない子猫達まで一生懸命に教えてくれる。
俺が走れるようになると、もの凄く喜んでくれる!そんな無邪気で可愛い子猫の中にお加奈みたいに親に捨てられた辛い経験をしている子がいるって三吉に聞かされて。
俺、今までみたいな尻切れトンボには絶対に絶対にならない!

必ず探してやる!

三吉やお加奈や子猫達の期待に答えるんだぁー!


ノン吉は黙って聞いていた。

「桃吉よう、そんなに自分を嫌うなよ。もっと好きになってやれよ」

桃吉は、ハッとした。





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猫としての転生は、ほんとうに桃吉にとって「生まれ変わる」ことだったのかもしれませんね。

するとこの国はいわゆるダンテの、

「煉獄」(永遠の責め苦に遭う地獄とは違って、罪の軽い罪人たちが天国に入る前に苦行をして罪を清める場所)

に相当するのでしょうか?

宗教的に深いかもしれないですこの話。

ポールさん、いらっしゃーい!

そんなにすごいものではないですよ!
でも猫国は地獄ではないです、私は人の世こそある意味、地獄ではないかと思います。
ありとあらゆる醜悪な物がある、が救いもある。
猫国の論理はこの先、明らかになっていきますので申せませんが、言えることは只一つ、
もっと楽しんで下さいな。
この物語は私が親から聞いた昔話を元にして創作したものです。
先祖からの話もあれば、実際の経験もあります。
気楽に読んでもらうのが一番なんです。
どうかお願いしますv-388
気楽にぃ~~気楽にぃ~~

自分で自分のことを振り返って見れた桃吉は絶対に変われるはず!

節さん、いらっしゃーい!

そうであれば、行き直せるよね。

桃吉のはじまりはまず、今までの己を省みる事。

自分自身を知らずにどうして変われようか。

「過ちて改むるに憚ることなかれ」と孔子は云っている。

桃吉は気がついた。

これからだv-410

涙……

桃吉が・・・・・・・自分と瓜二つで涙が出そうになりました。

猫に・・・・・・・いえ、この国の住人になりたいです。
マジで!

ヒロハルさん、いらっしゃーい!

おこんにちはーv-411

ヒロハルさんに共感をして戴いて幸せです。

桃吉も百人の見方を得た思いでしょう。

v-283猫として、小さな一歩を歩き始めた桃吉。

これからです、これから。


歓迎しますよ、なんなら迎えに行かせますよ。

いつでも言ってねv-415

こんばんは^^

ノン吉いいなぁ~
桃吉に喝を入れたりして頼りになる!
ノン吉の猫パンチi-192
痛そう~ でも、愛のパンチ。
桃吉は幸せ者だ~
猫になってきっと良かったんだね^^たぶん・・・

では、また (^^)/

よしいぞうさん、いらっしゃーい!

こんばんはーv-411

ですね。
ノン吉と知り合えた事が桃吉には最高の出会いでした。

無条件に愛される経験は大切ですよね。
普通は子供時代に味わう。
残念ながら桃吉にはあまりない。
この世界の赤子として、やり直しですね。
ノン吉は父とも兄とも云えます。
v-410

自分で自分の駄目なところを理解してれば
必ず改善できると私は思います。
理解して工夫する事。
そうやって成長していけるといいですね☆

さやいちちゃん、いらっしゃーい!

こんばんはーv-411

だね。
気がつかないとね。
桃吉にはきっかけが必要だったのよね。
このことがいいきっかけになればいいよね。
v-410

桃吉って俺だった。

何か桃吉って、オムがモデルのような気がしてきました。
んで、ぴゅうさんがノン吉に思えてきます。
実は五黄様の御力で、ぴゅうさんに出会うよう仕組まれていたのでしょうか。

オム、いらっしゃーい!

こんにちはーv-411

キャハハハ
オモロイことを言うなぁ~

確かに叱ってばかりだわ・・
少し反省しないと・・・
v-390

こんばんは。

なんか心にじわっとしみこんできました。

そうですね、自分を嫌ってしまうことほど辛いこともありませんからね……

ラナちゃん、いらっしゃーい!

こんにちはーv-411

返事が遅くなってしまってスンマソ。

桃吉は自信がないのよね。
でもこの世界にいれば何れ変わってくる。
これからなのよね。
v-410
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Author: のくにぴゆう
猫国の住民達の物語を書いています。
作者はコメを食べて生きてます。
コメくださ~~い!
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