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大相撲 19 なーる 

前回


お蜜の励ましで元気を取り戻したまま子、川太郎池に潜入する桃吉ときゅー助は五黄により中々のイケメン河童に変身した。



はじまり、はじまり




藤平は可哀相な二人の為に、さっそくお滝におパンツを作るように頼んだ。二人は着物の切れ端でおパンツを作ってもらうとやっと安心した。

「よーし、俺も!こうしてとっ・とっ・とと、、、」

ノン吉は『くるっ!』と回るとイケメン河童に変身する。ちゃっかりおパンツを穿(は)いている。

「兄貴っ、ずるーい!

「ふんだ!年の功よ」


ぶー


「さっ、支度は出来たな。さて、これからどうするかな」

皆で考えていると、レレがよれよれしながら、部屋に入って来た。

「お蜜様ぁ、、、」

レレはお蜜を見ると縋(すが)り付く。

「あら、レレ。寝てなきゃ駄目じゃない」

「でもあたい心配で・・・きっと、月狼(つきろう)たちも居ても立ってもいられないと思って、、、」

「そうよね、そうだわ。五黄、それに皆!ねえ、取り敢えず【連傘れんがさ】に行きましょうよ」

「そうだな」

「うむ。そちらで思案しても宜しいじゃろて」

「そのように私も思う」

狸兵衛と藤平が同意する。

「わたくしもまずは月狼達を安堵させねば不憫(ふびん)と思います」

お風も続ける。

「よーし、父ちゃん連れてってくれー!」

「あい分かった」

五黄は呪文を唱えた。いつものように五黄一行が屋敷から消える。

「藤平様、お昼の支度が出来ました。あれ?・・・」

草助が部屋に入ると誰も居ない。慌(あわ)てて次の間に行くとお熊達が、うつらうつら居眠りをしていた。お熊達は五黄達の話し合いに加えてもらえず、暇を持て余し、つい居眠りをしていた。

「ちょっとお熊さん!」

「ふへ?あっ、草助さん!何ですか?」

「『何ですか?』って、五黄様達がいらしゃりません」

えーーッ、何で?」

「『何で?』って、あたしが訊きたいくらいです!」

「お蜜様も、お風様もですか?」

「全員いらしゃらないです」


あぁれぇーーーッ


五黄達はこちらでも、ひと言も言わずに消えてしまったので大騒ぎになった。仕様がないのである・・・・


       
       
          ~♢~




突然、五黄達が来た【連傘滝】の月狼達は慌てた。何しろ錚々(そうそう)たる顔ぶれである。

狸国の狸兵衛や狐国のお風に懐かしいお蜜。猫国の五黄に藤平、河童国のまま子までいる。そして見慣れぬ五人の河童。月狼達が平伏して五黄達に挨拶をする。

「このような尊い方々に御出で願えるとは思いも因りませんでした。レレは変事をお伝え出来たのですね」

「月狼、そのような事はするでない。話も出来ぬ」

「そうよ。月狼、立ちなさいよ」

おおッ!お蜜様ー、会いとうございましたッ!」

「ふふ、久しぶりね。ガスの事だもの、どんな事があったって駆けつけるわよ」

「ううぅ、、、ガス先生がここに居たらどんなに喜ばれるか...」

「そうね、でも会えるから」

「はい、どうか宜しくお願いしますッ」

「お前が月狼か?」

「はい」

「わたしは藤平じゃ。レレから概要は聞いておるが、今一度わからぬ事を尋ねたい」

「はい、知っている事は何でもお話します。処でレレは大丈夫ですか?」

「うむ、安心するがいい。若いし、すぐ回復するじゃろて」

「ありがとうございます」

月狼達は顔を見合わせ、『ホッ』とする。

「兄様、わたしより尋ねても宜しいですか?」

「あっちゃん、勿論よ」

「それでは、月狼。主ら狼族の事ゆえ、抜かりはないと思えるが洞窟の仕掛けはわかったかな?」

「はい、ようやく取っ手らしいものを発見致しました。しかしながら、動かす事はしていません」

「それでよし。へたらに動かすのは得策ではない。先に番をしている者が居ないとも限らず」

「はい、そう思いました」

「それから、【ゲン】と申す河童はどうしておる?」

「はい、それが『子を連れて戻って来る』と、行ったきりでございます」

「それから、此の変事か?」

「はい。もしやしてゲンの行動が見張られていたのではないか?と考えます。或いは、、、ゲンが態と病院に来て様子を探っていたのでしょうか?」

「それはないと思う。レレが酷い皮膚病を患(わずら)っておったと言っておったからな」

「はい」

「考えられるのは、それだけの病いの者が少しどこかに行っておった。そして帰って来ると割合良くなっている。

『一体何処に行っていた?』と周りの者は訊くだろう。ゲンにしてみれば、親切な気持ちと病が癒えて来ている喜びもあって、つい口を滑らした。

そして、それを川太郎に告げ口した者がいた。ゲンが子を連れて行くのを後をつけ、洞窟の扉を開けた処を捕まえる。そんなとこではないかな、、、」

「ふーむ」

その場の全員が藤平の話に納得した。

「それでは、ゲンの身も危ないのでは?」

「まっ、そうなるな」

「あのー、父ちゃん」

「何ですか?ノンは。皆さんの前で父ちゃんなんて」

「へへ。お話の途中申し訳ありませんが、厠(かわや)に行って来ていいですか?」

「仕様がありませんねえ、さっさと行って来なさい」

「あのぉ、俺も」

桃吉河童。

「おいらも~。ぽんぽんが冷えて」

きゅー助河童。

河童達がお腹を押さえて部屋を出て行く。途中で三馬鹿トリオは、厠の場所を知らない事に気が付き、ひぃひぃ尻を押さえながら戻って来た。

急いで月狼に訊いて又出て行く。皆が其の姿を見て、大爆笑になってしまった。全く暢気(のんき)な話である。

「あれー?でもどうしたのかなぁ?ノン吉兄さんも桃吉もきゅー助も変な物なんて食べてないのに、、、」

オロが不思議そうに言う。

セロが手を叩く。皆が驚いて振り向くと、したり顔で頷(うなず)いている。

挿絵参照↓↓↓  絵をクリックすると大きくなります
naarru.jpg


なーる!




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