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時雨のお波 7 菰傘村の菰笠猫

前回

市中引き回しの晒し者だけってのもねぇ〜


はじまり、はじまり


さあ皆!この鼻毛伸ばしのデレ助共をこの侭ってのもねぇ」


勘弁してえーーッ!二度としないからぁあッ!


金輪際いたしませぇーーんッ


「わしが悪かった、歳に免じてくれぇーッ


年寄りは勘弁してくれよぉぉッ


汚ねえぞッ、三馬鹿爺ぃッ!


うるニャイわいッ!わしらは可愛いぷりちぃ爺ちゃん達だ!これからは縁側で大人しく昼寝だけしてるから勘弁してくれ~~」

「婆ちゃん達、どうするの?」

「どうもこうもないよ、こんな皺垂れ爺『色に歳無し』って言ってたのは何処のどいつですかってんだ!ねえお銀ちゃん」

「今更、縁側で昼寝が聞いて呆れるわッ!お陽ちゃん、年寄りだからって遠慮は無用だよ」

「それじゃ、どうしようかねえ~」

「開きにしてやる!」お紺。


ひゃややあーーーーッ


「それよりドロドロに煮て、豆腐にするのはどうだい?」お三。


いゃややあ---ー―ッ


「いいや、焼(く)べて鋳型に嵌(は)めてやろうよ」お道。


ひや゛ぁ゛あ゛あ゛ーーーーッッ


「ねぇ、母ちゃん」

「何だい?お種」

「この前、父ちゃんがツルツルになって面白かったけど、あれにすれば?」


ニャンだとぉおおーーー!?やっと伸びてきたんだぞおーーッ!この糞ガキーッ」


「父ちゃんが糞ガキだって」

何だってッ!あたいの可愛い娘に向かって糞ガキだとぉッ?ふ-ん、、、あんたは今日只今(こんにちただいま)から宿なしだよ」

ひゃーーーッ!ご勘弁を~ッ!お種ちゃ~ん、父ちゃんが悪かったァ~」

フン!!

世の吉は観念をしたようだが、他のにゃ郎共は声を限りと泣き叫ぶ。


ごめんニャさーい、ごめんニャさーい


「それだけはご勘弁をーーーッ

「頼むから、そのような非道だけは」

「外を歩けねえ」


五月蝿いよ!スケベ猫!


「そしたら、【開き】か【ドロドロ】か【鋳型】か【ツルツル】、どれがいいかねえ~」

「選ばせたらよ」

「そりゃいいねぇ、さすがお道。亭主を鋳型に嵌めたいかえ~?」

「勿論よぉ、鋳型にギュウギュウ嵌めてチロチロじっくり焼いてやる」


お道ぃーーい!止めてくれよーーッ!


「ならどれがいいのよ?」


え゛


「.....っ・・」


ツルツルだってえーー


「ちよっとまっ、待ってくれーッ、俺は『つ』って言っただけだあー(泣)」

「さっ、さっぱりとやっておくれ」

「はいよ、これぞ腕の見世処だよ、お種カミソリ持っといで」

「はーい」


ひゃーー、勘弁してぇえーーッ!


「耳の一つや二つ無くなったって構わないよ」


ぎゃや--―!!


「じっとしないとそうなるよ」

お陽の腕は冴え渡り、あっという間にぞりぞりと鍛冶屋の健吉を坊主猫にしてしまう、お後も抵抗空しく全て坊主猫になった。それからのにゃ郎達は毛が生えるまで菰笠(こもかさ)を被っていたそうだ。まさに菰傘村である。

これには当然のように後がある。

何故ならば『大工の白ちゃん』こと五黄が出て来ない。白ちゃんも世の吉達と同じように鼻毛を抜かれきっていた。白ちゃんはその日、お波を驚かせようと店の裏から入ろうとした。

処が自分より先に店に入る者の姿が見えた、その者らは何故か頬かむりをしている。そして子連れでもある。
白ちゃんは二人が店に入るのをじっと見ていた。幸いにも深い霧が白ちゃんの真っ白な姿を隠す、気付かれないよう用心して近づきそっと障子越しに中の様子を伺う。

「む・・・・」

店の中にはお陽とお種がいて顏を見合わせニヤニヤしている。

トントン

「お波ちゃ~ん、俺だよ五斗ちゃんだよ~」

お波に成り代わって受け答えするお陽に五黄白ちゃんはたまげた。五黄白ちゃんは「ニャっ!!」と一言洩らし掻き消えた。
           
           
           ?

挿絵参照↓↓↓  絵をクリックすると大きくなります
oato.jpg

翌日の五黄屋敷では藤平が昨日の騒ぎを草助から聞いていた。

「ふふ。そうか、そしたら見物だったねえ」

「そりゃあんな面白い物は二度と見れないですね」

「なんだ私も呼んでくれりゃ良かったのに」

「ああ本当に」

「ふふ、暫(しばら)くは大人しくするしかないだろうよ」

「あれ、五黄父さんは?」

「草助、お前も猫が悪いよ。白ちゃんは尻に帆掛けて、とっくに狸国に逃げたよ」

「やっぱり?父さんは大工の白ちゃんですからねー」

「何が白ちゃんだよねえ。お陽に白ちゃんまで坊主にされたら、猫国は他国の笑い者だよ」

「本当ですよ」


あはははは


にゃははは、でもあの女をこのままにしておくんですか?お手配をなさらないのですか?」

「何故かな」

「だって、とんでもないメス猫です」

「私は偉い先生と思うよ」

「どうしてです?」

「ふふ、だってそうだろう?『おニャごに騙されるでない』と幾ら私が教えていたとしても、誰も身に沁みはしない。だが今回の件で世の吉達にしても白ちゃんにしても少しは懲りるであろう。

それは教えてくれたお波先生の腕が良かったと云うもの。へそくり位、授業料と思えば安いではないか?ふふ」

「なるほどそう云うものですか」

「浮世とはあの様な者がいるから、味わいがある」




つづく




どうしよう・・
先週、あるブログで私に楽しみにしてとわざわざ書いてくださったリン友さんがいらしたのですよ。
今週になって訪問をしたのですが、わからないのです。
もう焦りまくって訪問をしまくったのですが、わかりません。
せっかく書いて頂いた記事にコメントをしてないという不手際。
なんと情けない奴。
週一で顔を出すものですから、ブログ名自体も失念しているという有様。
どうか馬鹿なぴゆうをお許し頂き、鍵でお知らせ頂けないでしょうか。
本当に申し訳なくて泣きそうです。
教えてください。
m(_ _;)m
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Author: のくにぴゆう
猫国の住民達の物語を書いています。
作者はコメを食べて生きてます。
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