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大相撲 43 話し合い

前回

コロの秘密が明かされると、一行にはその切なさ、辛さが沁みた。変な沁み方をしたのはセロとキロ親子。自分達に河童パンチをして気絶をする。


はじまり、はじまり     


挿絵参照↓↓↓  絵をクリックすると大きくなります
hanashiai.jpg

オロは自分が河童になった謂(いわ)れを、コロにかいつまんで話した(本編第七章参照)

「それなら、ここに立ち寄って下さりゃ、少しはお力になれましたのに、、」

「だって知らなかったもの。それに帰りはこことは違うとこから出たしね」

「そうなんですか、、、」

「コロ。そんな辛い思いをしているのに、オロは来てくれたんだよ。河童国を救う為にな。

このキュー助しかり、ここには居ないが知らせに飛んだ桃吉。そして自分達の行いを反省し、少しは役に立とうとしているこの親子もなっ」

「ノン吉様、コロは幸せです。ここに残っている者の中にもまともな奴もいます。そいつらにもどうか手伝わせて下せい。

次に生まれ変わる時に『河童になりたくない!』なんて情けねえ根性の奴ばかりじゃありませんッ、お願いです!」

「よし、それなら急いでそいつらと連絡を取って来い。この様子だとキロの案内で屋敷に入るのは拙(まず)そうだからな」

「ああ、それならキロ様なんかてんで駄目ですよー。この方は川太郎様にえらく怒られて謹慎(きんしん)という事になってますもの」

「そうなの?なんだー、ひと言も言わないから」

「キロ様は、あのよぼよぼの人を本当に労(いたわ)りながら歩いてましたよ。荷物も沢山背負い込んで、あっしにダイハチ車を用意させて、その上に乗せて行きましたもの」

「大助ぇ.....」

オロは呟(つぶや)く。

「だけど、コロはよく平気で開道してキロを通したね?」

「へへ。誰が聞きますかよ、そんな命令」

「ふふ」

「それにね、これなんですけど、、、」

コロは命令書と思われる書状をノン吉に見せた。川太郎の印もちゃんと押してあるので、ノン吉が見ても何の不備も見当たらない。

「これがどうしたのよ?」

「へい、ちょいと翳(かざ)してみて下せえ」

「うん。うーん?なにも変わりが有る様に思えないけど」

「へい。それじゃあこちらと比べてくだせえよ」

コロはもう一枚の書状を差し出した。

「うーん、、、どうしてもわからないよ」

「これはね、ここが違うんですよ」

一枚にはよく見ると印を押した後に針程の穴が開いている。翳さぬとわからないほどだが、最初に見た書状にはそんな穴はない。

「どういうことだよ?」

「へい、あっしが川番をする時に川太郎様がひそひそと言ったんです。『お前に言うとく。川番は大事な仕事。もしやして俺を騙(かた)って命令する者がいるかもしれぬ。

だから用心に俺は印を押した後、必ず針を通す。いいか?必ずそれを確かめるんだ」

「なんと!用心がいいこと」

「川太郎様は、この頃姿も見せねえんです。その上、ここんとこの騒ぎ。人が連れて来られるわ、ガス先生が連れて来られるわ、、、

特に勘弁ならねえのが甲介とか言う奴ですよ。河童の真似して頭の毛を剃って、『俺は川太郎様から全権を委任された!』って、言い出して、

ろくでなしの【カン、ツリ、ゴリ】の三河童を子分にしての阿漕(あこぎ)さには、我慢も限界だったんですよッ」

「わかった。そしたらお前は屋敷内がわかるのか?」

もちろんですよ!あっしの仲間が何もかも心得ているんで、少しでも屋敷に手が加わればあっしの耳に入ります。ここに地図が有ります」

コロは床板をはがすと油紙に包まれた物を取り出した。その地図の詳しい事にはノン吉も驚いた。

間取りはもとより、屋敷の何もかも。そして使用人の数や居場所、警護の数に配置まで詳細に書かれている。何より素晴らしいのは味方は【白丸】敵は【赤丸】どちらにもつくという者は【灰色】と色分けされていたことだ。中々気が利く配色だ。

「これは、恐れ入ったよー」

「へへ、便利でしょう?」

「でも、何でこんなに詳しく、、、まだ何か有るね?」

へい!あっしらは【吸い出し岩】に入れられた者達を救いたくて、、、」

「相手に気取(けど)られない様にする為には連携が必要だものね」

「へい。仲間の当番の時にやるしかねえんです。あいつらは干物が一つ減ろうが増えようが知ったこっちゃねえから、今じゃ【吸い出し岩】のそばにゴロゴロしてるのは只の木彫りの河童干物ですよ」

「すごい事をやってのけたなあ~」

「へへ。でも、あっしらには干物になった者は救えないんです、、、どんなに水に浸けても元には戻らねえんですッ、、、

カイもロクもテクも・・・あいつら【米食わせろ運動】の首謀者だ!って、俺達の為に犠牲になって・・・」

「よし、それは後でなんとでもしてやるさ。任せな!」

本当ですかーーッ!?そいつは何よりですよおーッ!」

「うん、それに【大助】も心配だし、ゲンもな」

「【大助】って誰です?」

「オロの弟なんだ」

「そうだったんですか!?それじゃ兎に角、急ぎましょうよ」

「おい!セロ、キロ、いい加減に起きなッ






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