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第八章 お蜜再び お蓑の悔悟2

前回
木平の話を聞き、お蓑は身も世もないほど悔悟(かいご)した。
その先がわからないお蓑は食を断ちやせ細り、遂には床から起き上がれなくなっていた。
ガスはそんなお蓑を一喝した。


はじまり、はじまり


挿絵参照↓↓↓  絵をクリックすると大きくなります
ominoshoucin.jpg

木平はお蓑を普通の猫としか思っていなかったから、お蓑の本当を知らない...

「どうしてよ?」

「わからぬお方じゃ、当たり前じゃろが?【銀毛九尾のお蜜】は天より命を授かった尊いお方。あなた様がどのように足掻(あが)いても、天の神の許しが無ければ死ぬ事も叶わないのじゃ」



お蓑さんが銀毛九尾のお蜜様!?美しさで知らぬ者がいない程知れ渡っているあのお蜜様?そんな、、、」



「ふあふあふ。木平に知られてしまったのお~、恥ずかしいのお~」



ガスが言うからじゃない!



「ふあふあふ。さ、これを飲んで起きるがいい」

甘茶を差し出され、一気に飲むと起き上がる。

「お蜜様、そんな急に起きたりしたら、、、」

「大丈夫なのよ、木平さん。ガスの言う通りなの。あたしもちっとも死ねなくて不思議に思っていたのよ。やっぱりね、美人薄命(はくめい)は出来ないのね」

「ふあふあふあ、何を言うかと思えば、わしらよりずんと長の年月を重ねておる癖に、それだけでも薄命になりようもないわ」

「本当ね。今は美人でもないしねーッ」


キャハハハハハ

ワッハハハハ

ふあふあふ


三人で大笑いしてしまった。

「あたしは又、馬鹿な事をしたみたい」

「ほんに付ける薬がないのお」

「すんませんですた」木平は平伏して謝っている。

「どうしたのじゃ?木平」

「あら本当、何してるのよ?」

「わすみたいな小汚い狸がお蜜様に畏(おそ)れ多くも友達等と大それた事を言って・・・その上みっともない昔話まですて、お許し下さいませ」

「何を言うかと思えば、どいつもこいつも仕方の無い奴らじゃのお~。木平、立ちなさい。ここに居るのはお蓑じゃよ、間違いなくお蓑じゃ」

「だって先生がお蜜様だっ・・・」

「ふあふあふあ、お蓑の皮を被(かぶ)ったお蜜かな?」

「へっ?」

「お蓑や。なぜお前がこの様になったのかを木平に話すが良かろう。やっと、できた友達に真実の己を知らせぬのは友達とは言えんよ。どうじゃ?」

「はい。あたし、、、こんなあたしでも木平さんに友達で居て欲しいから話します。洗いざらい己の生き様を話してみます」

「木平や、聞いておあげ。わしも今のお蓑から聞いてみよう」

木平に椅子に座るように促(うなが)す。お蓑は大きく深呼吸して話し出す。

「あたしは確かに【銀毛九尾の狐】でした。でも、あたしは姉様の美しさを妬(ねた)み、姉様や乳母のお熊を騙(だま)して猫国に参りました。五黄に猫にしてもらい、それも姉様のお計らいと後で知る程、あたしは愚か者でした。

五黄はあたしに荳傘(まめかさ)村に大きな屋敷と子分達まで用意してくれました。それから九百年もの間、狐国の事を顧(かえり)みることも、姉様を思いだす事も無く過ごしてきました。

鏡を見て己を着飾る事に明け暮れ、男遊びに現(うつつ)を抜かし、挙げ句に子分達を酷い目に合わし、大事な乳母のお熊を死に至らしめる有様、、、

五黄に戒(いまし)められてこの姿にされるも、恨み辛(つら)みの日々を暮らし、ここに至っても、皆様にご迷惑を掛けているどうにもならない大馬鹿者です」

「どうする木平?こんなんじゃよ」

「わすと似てるような気もすますが、わすには待ってくれてる狸一人居ませんが、お蜜様には姉様がお待ちになっている様な気がするだす」

お蓑は木平に言われて、『ハッ』とする。

「ふあふあふ。木平でもわかるのお」

「へい。わすは本来なら狸兵衛(りへい)様に命を取られても仕方のない奴なのに、『生き直す機会を頂けたのだ』と、茂吉様にそう教えて頂きますた。

わすのような普通の狸でさえそうなのだから、ましてや狐国では大切なお方のお蜜様に生き直す機会を与えぬ訳は無いと、ボンクラのわすでもわかりますだ」

「でも生き方変えたって、こんな姿じゃ狐国にも戻れないわよ」

「口では分かった風な事を言う癖に、何一つ生き方が変わらぬお前が言う言葉かの?恐れ入った馬鹿者じゃ!治しようがないのぉ。さすがのわしでも お手上げじゃ」

「どうしてそんなこと言うのよッ」

「今の醜い姿が本当のお蜜なのじゃから仕方ないじゃろ。なぜ認めぬ?」

「認めてるわよ!認めるしかないじゃない、、、ひっくり返っても、もっくり返ってもこんな不細工でッ」

「わからん奴じゃのお~。わしが言っておるのは生き方を変えろと言っているのじゃ」

「えっ?だから何よ」

「わしはお前のその捻(ひね)くれた心を変えろとは言っておらぬ。お前の様な馬鹿者には無理な話じゃ。なれど生き方を変える事は今からでも出来る事じゃ。だらだら寝腐っておらずに、今からでも病人の世話でもして来るがいい」

「あたしが?何をすればいいの?」

「病棟の場所は知っておるじゃの?わからなければレレにでも聞けばよかろう。早く行きなさい!」

お蓑はガスにベットから引きずり出され、部屋から追い出された。





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