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第二章 旅立ち 昔語り3


「それでお加奈の親の事をちゃんと聞いたのか?」

「えっ?そう言えば何も聞いてません。しまったぁ、今から聞いてきます!」

「バカ、いいょ。だいたいの事はわかってるよ」

「なんだぁ~、知っているならそんな事言わないで下さいよ」

「知っているったってだいたいだよ。全く~、ものを頼まれたら良く良く話を聞くんだよ 大馬鹿者」

ゴチンとげんこで叩かれた、口を尖らす桃吉を無視してノン吉は話し出す。

「昔から捨て子は、五黄屋敷の門の前に捨てられると決まっている」


挿絵参照↓↓↓    絵をクリックすると大きくなります。

gooumon.jpg


「えっ、どうしてですか?」

「俺がそうだったからよ」

「えぇぇーーーっ!?」

桃吉は大口をあんぐりと開けた。ノン吉は遠い目をしながら懐かしむように話しだした。

「俺もそう・・・遠い昔、千年も前の話さ。
村の奴の殆どは知っちゃいないが俺もこの村で育ったのよ。
今じゃ一緒に育った兄弟もここには居ないから、俺の過去を知っているのは大恩ある五黄様と藤平(とうべい)様くらいなもんよ」

「藤平様って誰ですか?」

「あぁ、お前は会っちゃいないのか?今まで話していたように五黄様は尻が定まらないお方よ。
あっちにフラフラ、こっちにフラフラとこの村にも年の半分は居ないのよ。
それではならねえから弟の藤平様が、いろいろな差配をするって言う事さ」

「ふぅーん」

「この村は五黄様のお陰で作物が季節を問わずに採れる。お前も畑の作物を見て変に思わなかったか?」

「いぃえ、全然。だいたい俺、野菜の区別もよくわからないし。実がなっているなぁ~くらいで(エヘっ)でも田んぼはおかしいなぁって思いましたょ。

まだ春なのにもう稲穂が黄金色で垂れている。だけど隣の田んぼの稲は青々していてピン!と立っている。不思議に思いましたょ」

「そうさ不思議なのさ。こんな不思議はこの村だけさ。他国にだってありゃしないのさ」

「へぇーッ!」

「五黄様の『五』は『五穀豊穣』からきている。
『黄』は『王』でもあり『黄金』でもある。
天の神様から愛され、この国をこさえた大事なお方なのよ。【猫国】の【王様】なのよ。」

「さっき話していたのは冗談でなかったの!?そんなに凄いお方に猫にされたの??
ひゃーッ!あァりィがァたァやァァ~!」

「ばかたれ。真面目に聞きな!まず五黄様はそんな事はみじんも見せない。
だいたい王様なのだから、せめて親方とか親分位は言わせて欲しいって言ったって、呼ばせないのょ。

年寄りみたいで嫌だとか何とか云ってさ。だから、へぇーきで『五黄ちゃん』とか『兄貴』なんて呼ばせてる、今の奴らなんて特にそうさ。五黄様より藤平様の方がエライと思っているんじゃないか?まっ、仕方もねぇけど・・・

世の吉と五斗吉くらいには言わなきゃなんないと思って話をすれば
あの野郎達は五黄様は元は『鼻毛』だから毛が固い!しか覚えてないのよッ。嫌になったょ(マッタクゥ)」

「・・・・・・・・・・・」(自分もそうだとは絶対言えない)




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