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第二章 旅立ち 干物屋五斗3


前回

五斗吉に尾っぽの先を食われてしまった世の吉は、ヒィヒィ泣いている。ノン吉は泣き止まない世の吉にテニスボールを与えた。途端にごきげんになる。


はじまり、はじまり



「まったく、お前達のお陰で話が脱線しっぱなしだよ」

「・・・・」

「おい桃吉、俺はどこまで話をしたっけ」

「はい、ノン吉兄貴がお蜜様にコロコロニャンされたまでです」


ノン吉は素早く、噛みつこうとして口を開けた五斗吉に板きれを押し込んだ (ムギュ) 口をうぐうぐ言わせている。


「へぇー、そうやればいいんですか」

「簡単なもんよ、それで色男のジョニーはどうしたのさ」

「貞たちに袋にされて、なんでも長い尾っぽをバッサリ切られちまったそうで」

「あらまぁ、自慢の尾っぽだったのに不びんだねぇ、どうも」

ちっとも可愛そうな素振りも見せずにニヤニヤする。

「まっ、たんといい思いをしたんだから仕方ないやねぇ。そのうちに会う事もあるだろうから、そしたらなぐさめてやろうかな」


「ざまぁないですよ。『色男、あんたの尾っぽに巻かれたい』なんて歌がありましたけど、野郎これからはそうもいかないや」


桃吉は、なんだやっぱり尾っぽは長くないとかっこ悪いのでないのょ、と恨めしそうに世の吉を見ると「嘘つき」と独り言を言った。

「それで、五黄の父ちゃんに口聞きを頼んだ訳なの?」

「はいそうです」

「また俺の男の魅力をわからせなくてはなるまいな!なんて言っただろ?」

「へい、その通りなんで」

世の吉はノン吉が見ていたように言うので不思議そうにしている。


「どうしていつも同じ事を言うのかね。それでお互いがそうなんだから、五黄の父ちゃんも九尾のお蜜姐もあんまり長生きしてるもんだからボケてるね、違いない。お前達は百年と生きていないから知らないだろうが、あの五黄の父ちゃんはとんでもなく長生きなんだぜ」


「あっしらは六百四十歳って伺ってます」


「とんでもないよ、俺だって 千年位 になるんだから」


三人は驚いて口をあんぐりと開けた。(・・・・)


「凄く変わっているんだよ。だいたい、歳なんて関係ないような長い年月生きてんのよ。だからどうでもいいじゃんと思うのだけど、老けるのはまだ早いとか言ってさ。
ものすごーくサバ読んでんのよ、あれで」


三人は二度びっくりした。(!!!)

「そういうのって、サバを読むというレベルでないでないの」
(サバがサンバ踊るわ)

挿絵参照↓↓↓ 絵をクリックすると大きくなります

sanbasaba2.jpg


「俺だってそう思うよ、ところが五黄の父ちゃんに言わせると気持ちの問題らしいんだわ。心から若々しいことが大事なんだと」

「・・・・」
 
「だけど六百四十っていう年齢だけで十分年寄りに感じますけど」

「そこがお前たちとは物の尺度が違うのよ。
 父ちゃん達の知り合いなんていったら万年単位クラスなんだぞ」


ひぇぇーっ!


三人はのけぞった。




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