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菰傘便り1 梅吉爺チャンと小吉

いつものように穏やかなある日の菰傘村

鍛冶屋の梅吉ジィちゃんと孫の小吉の会話

挿絵参照↓↓↓  絵をクリックすると大きくなります
ume&kokichi

「お爺ちゃ~ん、ニャぁにそれ?」

「同窓会の誘いだよ」


お前ハゲたか?

わしゃハゲた。

禿げた仲間にゃ遠慮はいらぬ。

あ、ヅラとってやって来い。あ、ハゲでやって来い。あぁーこりゃこりゃ♪

追伸  気軽に来てニャ! 


「ニャハハぁ~!おかしぃのぉ~。お爺ちゃん、『ヅラ』ってニャぁに?」

「これだよ」

梅吉ジィさんは、カツラを脱いで見せた。(ぴかッ)


「きゃぁーーーッ!お爺ちゃんの頭が取れたぁーーーッ!!」



子供の悲鳴を聞いて嫁のお竹が急いでやってきた。

「おじぃちゃん!子供の前で変なものを見せないでちょうだいッ!」

「変なもの!?変なものってなんだい!えッ!あたしはこれあっての梅吉ですよッ、フンだ!」

「もぉ~~、小吉はお爺ちゃんがハゲだって知らないんですよッ!」

「そういや、お前はあたしがハゲだっての知ってたのかい?」

「お婆ちゃんに聞いてます」


「え"っ?エッーーっ!!バレてたのッ・・・」


「お爺ちゃんは『猫かぶってる』って」

「(ん?)・・・・・」



お後が宜しいようでチャンチャン♪




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菰傘便り2 広吉爺チャンと仲吉

ある日の菰傘村。

ぽかぽか陽気に誘われて、うつら~うつら~、こっくんこっくんと気持ち良さそうな広吉爺ちゃん。そこへ仲吉がやって来た。
仲吉は卍宿で勉強を終え、今は故郷の菰傘に戻って来ていた。
性格はとても気まじめで堅苦しいほど。菰傘ではかなり珍しく浮いている存在。

「広吉翁~、翁(おきな)~、起きなって~!」

ぷッ(笑)

「それはシャレかぇ?」

「えっ?別に。」

「まったく、相も変わらずつまんない猫だねぇ~。卍宿に行ったら益々磨きがかかった唐変木になってるよ」

「広吉翁!」

「おうよ!だから何だい?と言っておろうが」

「まことに午睡の邪魔をする無作法をお許し下さい」

「もお~~お前はね、マブの忘れ形見。いつまでそう堅苦しいのだ?いい加減に懐きなさい」

「はあ」

「もう、いいから。それでどうしたのだえ?、よく見れば何やら思いつめた顔をしている」

仲吉はその言葉に涙が溢れ出し、広吉に抱きついてニャいニャい泣き出した。

「爺ぃ~~ッ(泣)」

「いきなりくだけたね」

ウニャ~~ん、ウニャ~~ん

「おいおいッ、どうしたんじゃ?」

なんでも卍宿から村に戻るのに、本街道から抜け道を入ったらしい。
しばらく行くとザアザア雨が降り出した。仕方もなく濡れながら歩いていると雨に煙る一軒の荒れ家が見えた。
蓑か何か貸してもらえるかもしれないと仲吉は家を訪ねてみた。
女が独りいた。若くて中々の美猫だったそうな。

「すみません、この通り雨に降られて難儀をしている者です。誠に厚かましいお願いで申し訳ございませんが、蓑で
も、何でも構いませぬのでお借りできませんか?」

すると女猫はひと枝の八重山吹きの枝を持ってきた。

「これにて・・・」

花を仲吉に無理矢理渡すと中に入って行ってしまった!(へッ?・・・)
yaeyabuki.jpg

挿絵参照↑↑↑   絵をクリックすると大きくなります

仲吉は仕方もなしにその山吹を頭に乗せ雨の中を歩いた。

「なんだい、あの女は?何で山吹??意味が解りませんよ。けちんぼーぉ」

ブツクサと文句を言いながら歩いた道のりは、決して楽しいものではなかった。が、、、花を渡した時の女猫の恥じらう顔が目に浮かぶ。

「いい女だったな(ニャヒ)・・・」

こんな物を!と思いながらも、なぜか頭の上の花を捨てる気にもなれない。
村に帰ってからは、いよいよあの女猫の姿が鮮明になって来た。
近頃では飯も喉を通らない有り様。苦しい・・・苦しい・・・胸の辺りが特に苦しい・・・

(ニャンだろう・・・)

ニャぶ医者にも行ったが、しごく健康だ!と、取り合ってもくれない。

「ははぁ~、それでわしんとこに来たんか?」

「はい(シュン)わたしはどうすれば・・・」

「恋をしたんだな」

「えッ?これが恋ッ??噂には聞いていたし、本でも読んだけど、、、こんなに苦しいものとわぁぁ~~」

「ふふ、目がうつろだよ。お前がそこまでになる女猫。何にしてもいい女猫に違いはない。
それにどうだ!粋なことをするではないか」

「はあ?」

「わからぬのか?」

「はい」

「あの山吹の花はこういう意味がある。


『七重八重花は咲けども山吹の 実の 一つだになきぞかなしき』  (後拾遺集、中務卿兼明親王)


『実の』と『蓑』をかけたのよ。

粋なネェちゃんだのぉ~」

「ええ、えぇッ!ますます惚れましたー!」

「よし。お前が初めて相談してくれたこと、わしも叶えてやりたい。その娘の事を調べてみよう」

「はい、私は添いたい!添わなきゃ生きてはいけませぇーん!!」

娘の事はすぐにわかった。名前は菊。老婆と最近越して来て、2人細々と暮らしているそうな。

「仲吉や、どうやら男猫もいない、とても今時の女猫には珍しい」

「そうですか。そんな気がしてました」

「それでな、これを持って行って来い」

「へっ?」

「お前も判じ物でやらんとな」

「こんなの・・・いいのかな?」

「つべこべ言わずに行って来い!そして花と散るのだ!ニャハハ~」

「え"ッ?えぇ~~?」

広吉爺が持たせたもの。


     嫁菜の煮物   *小麦粉    *するめ
     『嫁に』   『こな』   『いか』

      

想い猫の菊はこの判じ物にいたく感激して、結婚を承諾してくれたそうな。

ホンマかいなぁぁ~~?

チャン♪チャン♪





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菰傘便り3 柳の下の大泥鰌

昔、むかし、そんなに昔じゃなかった・・・そんなある処でのお話。あッ、菰傘だった!(^_^;)
その菰傘村でのお話。

独りの『ツンデレニャ』と呼ばれた、それはそれは大層美しいおニャ(♀)がいた。
名前は『お里』謂(いわ)れは・・・ツンツンと気位が高く、お里が歩けば男達がデレデレしてたと云うから。

引っかけも何もないそのまんま(Θ_Θ)
さて、そのお里、いつものようにツンツンと歩いていた。

「お里ちゃーーーん!こっち向いてぇ~~!」

「べっぴんさーーん!」

お里は馬鹿な男達を鼻で笑っていた。

(ふん!馬鹿なやつらね。どーしてこう芸なしなのかしら?もっと褒め言葉も考えたらよっ。
まったく、いつも同じ、、、、)

そんなお里が何気なく通り過ぎようとしたその時、

「ちょっと、そこの娘さん!」

普段なら無視をしていたが、声を掛けて来た猫が、とても風采のあがらない猫だったので、ちょっと興味を持ったのか(?)・・・歩みを止めた。

「えっ?あたいのこと?」

「そうさ」

「なによ!あたいはね、『お・さ・と』って云う立派な名前があるんだよ!で、何よ?」

「あんた、だいぶ爪が伸びてんね。うちの爪研ぎは一番だよ」

お里はカチンと来た。

「はあぁ?何を言ってんだよッ!ごらんよ。毎日手入れは欠かした事がないんだッ、ほれ!」

きれいに手入れをされた手を差し出した。

「ふん、見てくれはいいけど最悪の爪長だね」

「なんだってぇー!?、この爪の、、、」

「わからなきゃ、いいさ。商売になりそうないや、おいらは行くよ」

そう云うと爪研ぎ屋はサッサと行ってしまった。

お里はあっけにとられた。今まで、唯の1人の男も自分にそんな口をきくものは居なかった。
翌日まで、お里は悔しくてまんじりともしなかった。(くニャしぃーーーッ!)

挿絵参照↓↓↓   絵をクリックすると大きくなります
ishikichi.jpg


朝一番になると、昨日の場所に行った。
男猫はいた。どうやら、渡り爪研ぎだった。店もなく道ばたで商いをしては、村々を回るという商売だ。

お客と楽しそうに会話をしている。笑い声もきこえる。
お里はすぐに文句を言おうと思ったが、なぜか躊躇(ためら)った。

(何をグズグズしてんの?一発猫パンチをお見舞いしてやるんだからッ!)
そう思えば思う程、足が動かない。(あニャニャ?)

「石ちゃん!お前の腕はぴか一だねぇ~!」

「よせやい、梅吉さんにそんなことを言われると手が止まっちまう」

「本当さ。お陽ちゃんだって、爪は石ちゃんが一番だって言ってるよ」

「困っちまうなあ」

「だけど、お前はこのまんま爪研ぎをずっとするのかえ?」

「おいらさ、これで銭を貯めてさ、猫宿に店を出すのが夢なんだ。どうやら旅烏も今回で終わりになりそうなんだ」

「へぇーッ。大したもんだ!そんじゃ益々応援するよ」

「ありがとう。張り切らねえと!」

「店を持ったら、次は嫁だな?」

「それこそ、無理な話さ。こんな風采のあがらねえ猫に嫁の来てなんてあるもんかよ」

お里はその話を聞いた途端に駆け出していた。


「あッ、あたいがなってやる!!」


え"ぇっえ"ーーーーッ!?


『言ったお里』も

『言われた石吉』も

『聞いてた梅吉』も驚いた。

三人はいつまでも押し黙ったままだった...

さてさて、この話は終わり~。あッ、その後の二人はね、、、

もちろん、石吉は押し掛け女房のお里をもらい、今は猫宿で大層繁盛している爪研ぎ屋をやっている。あれだけの『ツンデレニャ』のお里は、愛想の良いカミサンとなり、子供を背負いながら健気に二人三脚で働いていると云う。

三人目が近く産まれるらしい。
そうそう、忘れていた!

菰傘のデレ助男猫達は悔しがったらしい。
梅吉から二人のなれ初めを聞くと、(いい女にはぞんざいにすると靡(なび)いてくれる!)と思った。

その後・・・・・暫(しばら)くは、猫パンチをお見舞いされ顔中を腫らした男猫共が沢山いたという菰傘村であった。

柳の下に泥鰌(どじょう)は二匹いないと云うお粗末なお話でした~。(^_-)

チャン♪チャン♪




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菰傘便り4  嘘も方便

これは梅吉が若ぁ~く、まだまだ浮き名の一つや二つ流したいと思っていた頃のお話。

梅吉は鏡を見てはため息をついていた。(ハァ・・・)

「はぁ~ッ、なぜよ~?何故なのよ~?長ーーい友達じゃなかったの?髪(神)もほんと毛(仏)もあるもかぁッー!
もぉ~~いやッ!」

(こうなったら、、、最後の手段しかねぇ。小粒も貯めた。行くしかねぇッ!)

覚悟を決め、深呼吸して外に出た。

喫茶店の前を通りかかる。

「ねぇ、ちょいと!こんなに『薄い』珈琲飲めないわよ~」


(なにーッ!?『薄い』だと?水でも飲んでろってんだ!フン!)


しばらく歩くと二人の男猫。

「そう云うとこがコ『ヅラ』憎いっての。いいから俺がおごるっての!」

「またあ~、兄いにばっかじゃ、すまねえもん」


(『ヅラヅラ』言ってんじゃえッ!さっさとおごりゃいいんだ!フン!)

梅吉は『薄い』とか『ヅラ』言葉に一々過剰反応している(^_^;)


そんな頃、ある某所で・・・
ヨシ吉とタツ吉が、何やらにゃゴにゃゴと話している。


(ヨ)「なんかねぇ~あいつ、やばいらしいよ!」


(タ)「えっ、何が?」


(セ)「おーーーいッ!」


息せき切って走ってくる、セン吉。


(セ)「ハアっ、ハアっ、ハアっ」


(ヨ)「ど、どうしたんだよ!?」


(セ)「とッ、とうとッぅッ、梅の奴『ヅラ』○×△らしいぞ!(ゼイゼイ)」


(ヨ)「やっぱり?」


(タ)「かわいそうになぁ・・・」


(ヨ)「ある意味、野郎らしいよ!」


(タ)「らしいってかッ?あんまり可哀想な事を言うなよー。」


(ヨ)「何が可哀想なんだ!常日頃からマッサージを怠るからだよ!」


(タ)「はぁ?」


(ヨ)「はぁ?じゃねぇッ!マッサージだよ、マッサージ!頭皮のよッ!」


(タ)「何でマッサージしなくちゃならねぇんだよ?テメエは馬鹿か?梅が可哀想というならまだしもよッ、何で頭皮をマッサージなんてチンプンカンプンなことをだよ、、、」


(セ)「ん?何がどうしてんの??」


(ヨ)「どうしてんも何もねぇー!『ヅラ買った』んだろ?」


(タ)「違うっての、世をはかなんで『ずらかった』んだろッ?」


(セ)「へッ???」


『ヅラ買った』のか?『ずらかった』のか?一体どっちの『ヅ』・『ず』なんだ
よーーーーーッ!!



(セ)「『ヅ』っ、『ヅラ』です!」


そこにプリプリモードの梅吉が来た。



(梅)「テメェらー!よりにもよって『ヅラ』とはなんだ!『ヅラ』とはーーッ!!」



(ヨ)「おッ、俺じゃねえー、タツが言ったんだ!『づらかった』って」



(梅)「なにぃッーーー!!」



(タ)「いやその、、、あの、、、『ヅラ』は『ヅラ』でも『ずら』かる方で・・・」



(梅)「勘弁ならねぇッーー!ニャっ転がしてやるーーッ!!」



(セ)「やめろっての!『ヅラヅラ』とーッ」



(梅)「セン吉ーッ、テメエも承知しねぇーー!」



いい歳した男猫達がドッタンバッタンと大げんかを始めた。
そこを通りかかった五黄。

(五)「お前達、何やってんの?」

ぐいっとデカイ身体で中に割って入る
四人は掴んだり、引っ掻いていたのも出来なくなった。

(梅)「うえぇーーーーん、五黄様ーーーッ!皆が寄ってたかって、あたしのことを『薄らハゲ』茶ビンだの、『ドハゲ』だの言うんですぅぅーーッ(泣)」


言ってねぇ・・・


(梅)「その上、『まだらハゲ』だの、『ツルッ』てる癖にまゆ毛だけは濃いとか言うんでずぅ"ぅ"ーーッ(泣)」


そこまで言ってないって...


(五)「何だ、つまんねえこと言ってんなぁ~。ホレこれを見ろ!」


ひょえーーーっ!(*_*)

挿絵参照↓↓↓    絵をクリックすると大きくなります
gouzura.jpg

それからは、誰も梅吉の事を言わなくなった。それもそうだろう・・・・・五黄が禿げていたのだから、、、


縁側で五黄と藤平がニコニコと話している。


「兄さま。たまに帰って来たと思えば何ですよ?朝からゾリゾリと、変な頭になって、、、」


「なぁに。これも役に立ったさ」


「生えて来るのにしばらく掛るでしょうに」


「ふふ。まっ、嘘も方便。これで可愛い梅も気に病まなくなるさ」


「まったくですね、兄さまらしい。諌(いさ)めるよりこの方がズンと効き目がいい」


「口に苦いばかりじゃよ~」


「ニャハハハハ」


「ニャハハハハ」


五黄にはかなわない


【嘘も方便】の一幕でございましたぁ~\(^O^)/


チャン♪チャン♪





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菰傘便り5 本日も世の吉、絶好調!!

shingirumonowa.jpg

挿絵参照↑↑↑  クリックすると大きくなります

ある日の菰傘村、いつもの居酒屋『鶴亀』にて。


「聞いて驚け!見てたまげろ!」

「何を!?」

「俺様だよ!この世の吉様の偉大さを知れッ!アホ」

「確かに『胃大』だわ。ただ飯だと余計に大きくなる~」

ニャラーーーップ!!今から俺様の並でない処を教えてやる!」

「?・・・・」

「昨日、歩いていたと思いねえ」

「普通歩くだろ」

「うるへぇーーッ!黙りやがれのノータリン。俺様は『立てば大根』『座ればかぼちゃ』『歩く姿はさつま芋』と呼ばれた男よぉ~(ニャハ)」

(どうなるとこうなるんだ??)

「その世の吉様がいつもの辻を曲がったねぇ」

「ヘソはとっくに曲がってるよ!」

「いいから黙れッ!そしたらどうよ?妙齢をかなり過ぎたお婆猫が声を掛けて来た」

「とうとう婆相手になったのか?」

「てめぇーッ、その口ぶん殴るぞ!」

「もぅ・・・先へ進んで下さいよ。時間ばっかりかかりますよ、、、」

「ふふん、さすがの五斗よ。わかってるね」

「・・・・ハイハイ、それで?」

「その婆、、、じゃねえ。その妙齢のバアさま猫は、超~~、有名な八卦見(はっけみ)の大先生だったのよ!」

「へーーッ!」

「その大先生がよ、俺に声を掛けたと思いねぇ」

「嘘でぇ~~」

「嘘じゃねぇ!その大先生は言ったね。この俺様世の吉様に」

「何てよ?」

「聞いて驚け!見てたまげろ!」

「まッたぁー、初めに戻っちまってる。チャッ、チャッと先を言って下さいよ」

「ふふん。言うぞーッ、『なんと!あなたは見た事がないお顔、、、後光が光り過ぎて目を開けていられない』」と来たもんだ(ニャヒヒ)」

「頭に蝋燭(ろうそく)でもつけてたんか?」

「ニャんだとぉー?火傷するわ。バカタリ!俺様の顔には『天下とりの相がある』と来たもんだ。大先生はそう云った。

その上、畳みイワシの様に次の言葉が出たね。『素晴らしい!これはもしやして、我が八卦見生活始まって以来のお方かもしれぬ!』って。」

「・・・・」

「ふんふん、たまげて声も出ねえか?いいか、よっく耳の穴をかっぽじって聞けよ。俺様のことは今よりは世の吉様と呼べ!」

「なんでよーッ」

「聞いてないのか?ウスラトンカチ!【五黄様・藤平様・世の吉様】よ~。わかったな!」

ザワザワ、ニャワャワ

皆、聞いてるうちにアホ臭くなって、おのおのが話しだす。世の吉は負けずと声を張り上げた。

「よぉーーーし!これから、俺様はアホ女房に俺様の偉大さを説いて来る。じゃ庶民ども、さらばだ!」

「ああーーぁ、まったく懲りない男だねぇ~~」

「とうとう、幻を見たみてェだ」

「不憫だねぇ~~」

ニャハハハハハ

さて。その時、世の吉の話を半信半疑ながらも、信じた男猫が居た。五斗吉である。
彼の悩みはズバリ!結婚である。

準備はこれ以上ないくらいに整っているのに肝心要の嫁が来ない。
五斗にしてみればちょー切実な問題なのであーる。

藁(わら)を掴む思いだった・・・
翌日、その八卦見の大先生が居ると云う辻に行ってみた。

居た!

なにやら威厳がある。後光がさしてる気までして来た。
通行人をじっと見ている。

(あの眼力は相当なもの、もしかして世の兄いが言ってたのは満更嘘でもないかも・・・)

五斗吉が勇気を振り絞って声を掛けに行った時だった。


「お母さん!!」



「はて?どなたかな?」

「どなたもこなたもありません!どこに行ったと思ったらまたこんな所に?」

「何を言っているのかわからぬ。そなたも見て信ぜよう、、、ふむふむ。まれに見る奇顔の持ち主」

「もぉっーー、何言ってるんですよ!自分の娘に向かってーッ」

「はてさて?」

「とにかく帰りましょう。もう、先の村で追い出されて、へたすりゃお係所に訴えられる寸前だったんですからね。菰傘でやったら、大変だわ。魂沈めされちゃう。さっ、行きますよ」


「いやジャーー!、何をするんじゃーーーッ!」


お婆猫は無理矢理、連れられて行ってしまった。

「・・・・・・・」

一人取り残された五斗吉。

(信じた俺が馬鹿だった・・・)


えっ?その後の世の吉がどうしたかって?
そりゃお陽に猫パンチより効く、張り手チョップをくらいました。

五斗吉は・・・・

今も独り。

切にゃいねぇ~~(´ヘ`;)ハァ

ニャハハハハ



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菰傘便り6 菰傘サンサン会 会報

onatu.jpg


皆様、お初にお目にかかります。
あたくし、菰傘サンサン会の会長のお夏でございます。

日頃、会員の皆様には季語を忘れないようにとか、五七五を守らないとダメですとか、注意をしていたざます。
しかしながら、まったく聞く耳がございませんざます。
それは物の見事にでございます。

藤平様に申しますと「いいじゃないか、楽しければ」まるで取り合ってくれません。

つらつらと考えますれば、初代の会長も二代目も三代目も・・・・あたくしの代まで、会長の悩みはいつも同じだったと思い出したざます。こうなりゃ猫族の特徴と考えればいいと。あたくしの目指すレベルとは、ほど遠いいのでございますが、一応、会報に寄せられた作品の一部を読み上げるざます。

なぜか今回は男猫ばかりでございます、質の低下は否めないざます。情けないざます。



○ いつまでも 独り寝るのは つら過ぎる   
                                           by 五斗吉
                   

哀し過ぎますねぇ、男猫の悲哀が感じられるざます。



○  お米ちゃん 近頃めっきり 色っぽい
                                           by 佐吉


こちらは何やらアピールしてますねぇ。意外に効くざますわよ、恋が実るかも知れないざます。



○  女房が 口に紅塗る ああ怖い
                                     
                                           by 太吉
                                                  

いろいろあるざます、倦怠期の夫婦にありがちざます。



  ハラヘリノ ハラヘリタリヤ ハラヘラシ
                                            by 世の吉
                       
いつもながら何を言いたいのか、さっぱりわかりませんざます。



○  芋食えば ガスが出る出る みも少し
                                            by 梅吉


季節を感じたと思えば、これざます。おむつでもするざます。


○  甘栗の 鬼皮むけば 渋皮の 

白き姿に 苛ついて むき過ぎれば  

ぼろぼろの  割れむき栗に  なりにけり
                                
 
                                            by  五黄

どーでもいいざます・・・疲れるざます。


総評

今回は特に、サンサン会の明日はないと思えるような句ばかりでざました。 お願いざます、俳句を応募してくれざます、次回もこれなら、会長は辞めさせてもらうざます。

                      




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菰傘便り7 覆水盆に返る?


《覆水盆に返らず》

周の太公望と離縁し去った妻が復縁を求めて来たが、盆の水をこぼし、『この水をもとに戻せたら求めに応じよう』と言い、復縁を拒絶したという・・・(三省堂、他辞書参照)

fukusui.jpg

挿絵参照↑↑↑  絵をクリックすると大きくなります

「お婆ちゃまーーー!」

「あれ?どうしたの??」

それは仲吉と結婚して二年も経った頃の出来事。(菰傘便り2参照)

「菊ちゃん、どうしたのよ?そんなに泣いて、、、」

「だって、だって、仲吉さんたら酷いんですぅーッ!」

「また、あの【へ理屈】男が何か言ったのね?」

「私の方がへ理屈を言うって、、、」

「まったくー、自分を棚に上げてッ」

「出てけ!って」

「それで出て来たの?」

「はい・・・」

お菊が泣いて訪ねた先は、広吉爺の妻であるお元だった。
結婚がきっかけでお菊はお元と知り合った。二人はとても気が合うらしく、お菊はお元を母のように慕い、またお元もお菊を可愛がっていた。

その日も実家に泣きつくよりも先にお元を訪ねたのだった。

「まったくッ!しばらく休んでから帰るといいわ」

「イヤです!あんなへ理屈男ー!それに出てけって、、、」

「まあまあ、あのボケ茄子の本心は違うわよ。一昨日、仲ちゃんがコソコソと宿と話してたからね。
どうせ、宿に余計な知恵を授けられたに決まっている!それもお見通しだよ、まったくッ」

「そうなんですか?」

「ああ。いいかえ~これから、あたいが宿六の広吉と寄りを戻した時の話をするよ。きっと懲(こ)りずに同じ手を使うに決まっているからねぇ~、お菊も負けちゃならないよ!」

「はいッ!」

お菊はお元に知恵を授けられ、意気揚々と帰った。


「だだいまーー!」


「フン、お前とは離縁だ!何で帰って来るんだ!?」

「帰って来るも何もないわ、あたしの家はここです!」

「フン!これを見ろ!」

仲吉はお盆に水を入れてたのを見せる。どうやら準備をしていたらしい。

「なに?」

「いいか?ほれッ」

盆の水を庭にぶち撒けた。

「あらあら~、何してんの?」

「えーッ、おっほん!これは『覆水盆に返らず』と云う故事からだな、この水を盆に戻せたら仲直りをしようじゃないかというだな、、、」

「(シーン)・・・」

「ふふん、出来まい?できないのなら両手を付いて謝れ!『金輪際、生意気は言いません、どうか仲直りして下さい』と謝れ!」

「プッ、ニャハハハ~~~!そんなこと出来るかさ」

「ニャんだとーッ!?」

「ほら、ご覧な」

お菊は盆を庭に持って行く。

「何してんだよ?そんなことしたって・・・あっ、わかった!水を吸った土ごと盆にいれるつもりだニャ?」

「まったく~、そんな面倒なことはしニャいわよ!」

「えっ!そしたら戻って来ないの?」

「ふん、あんたは『何月何日、いついつ迄』とは言わなかったよねぇ?」

「えっ!ん・・・言ってないけどぉ、、、」

「そしたら雨が降るまで待つわ!」

「なに、何?へっ?どう言うことだよ」

「撒いた水は土が吸ったわ。その水は草や木が吸うのよ」

「確かに」

「ねっ?その水分は葉から蒸発するのよ」

「?・・・」

「蒸発した水分はぁ~、雲になるわね?」

「ぐっ、、、」

「雲はぁ~、雨を降らすわねぇぇ?」

「げっ!」

「雨が降ったら、アッという間にお盆は水で一杯になるわ」


「ニ"ャっ!」



「これを『覆水盆に返る』と云うのよ。
どうだ!参ったかぁーーッ!!」



「ニャッー!まッ、参りました・・・(ショボン)」

その後は云わずと知れたこと。仲吉はお菊にしっかりと尻に敷かれたそうな・・・
あっ、そうそう。お元婆に広吉爺が猫パンチをされたこともついでに書いておこう、、、(ニャハハは~)


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菰傘便り8 菰傘サンサン会 会報2

onatufutatabi.jpg

挿絵参照↑↑↑  絵をクリックすると大きくなります

ぼ~~~~。
あっ!!失礼したざます。

おっほん・・・・・

皆様、いかがお過ごしざましょ。
菰傘(こもかさ)サンサン会、会長のお夏ざます。

お風邪等召されていませんか?
菰傘も温暖とはいえ、それなりに寒くなったざます。

寒くなれば、多少はゆるみきったお脳もシャッキっとするかと思っていたあたくしがアホざんした。

相変わらずの作品しか、応募してこないざます。
なんざましょ?
一辺に老けた気がするざます。



◯ お前なら 負けて嬉しい 痴話げんか 


by 一吉

いいざますねぇ~~ラブぅ花盛りの新婚はいいざます。
あたくしもウン十年前はあったざます、それはそれはモテモテだったざます。
今もざます、だけど爺猫ばかりざます、年齢制限をすると自分も引っかかるざます。
なんざましょ。


◯ おなら出た 勢い余って みも少し  



by 梅吉

相変わらずネタざます。これ以外の俳句はどうも作れないらしいざます。
それよりお尻に栓(せん)でもするざます。


◯ お帰りと 言われる日まで 待ち遠し  



by 五斗吉

相変わらず、切ないざますねぇ~~
五斗吉さんにお嫁さんはいつ来るんざましょ。
あたくしでよければ、いつでもいいざますのに。



◯ ボケ茄子は どんな茄子だと いいやがる    



by 太吉

また、夫婦ネタざますねぇ~~
一吉夫婦が見習わないといいざますけど・・・
この夫婦の喧嘩は猫も食わないざます。
俳句にまで持ち込まないで欲しいざます。



◯  さつまいも 食えば食うだけ 屁も出たり
   それがどうした 芋食い娘   

   

by 詠み猫知らず

開き直っているざますねぇ、女にとって焼き芋は永遠に魅力的ざます。
屁の一つや二つや三つくらい、なんざます。
大げさに臭いのなんのと言われてもざますね、それがどうしたざます・・・
あっ!
けっしてあたくしの作品ではないざます。



◯  屁をこけば 黄色い我が家 誰ぞ知る  



by 詠み猫知らず

連作ざますねぇ~~
これでもか云う気合いは感じられるざます。
黄色くなるほどカマしているざますねぇ、行きたくないざます。



◯  モコモコと 冬毛はモコる モコモコの
   モコモコモコの モコになりけり  



   
by 五黄

モコってろざます。



◯  陽を浴びて 色づき映える 蜜柑かな     



by 藤平

ああ~~やっときれいに終われたざます。
流石の藤平様ざます、特別にお頼みして良かったざます。



総評


今回もため息ばかりの作品ばかり、会員のレベルの低さにイヤになるざます。
誰か会長をやってほしいざます。やるだけ皺(しわ)が増える気がするざます。
ドモニャンリンクルをやるしかないざます。



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菰傘便り9 菰傘サンサン会 会報3

onatu3.jpg


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たまないザンスぅ~~
これがあるから止められないザンス。
そうざんすよ、サンサン会の会長は藤平様お手製の珈琲を貰えるザンス。
ゴックン・・・
美味しいザンス。
ほっほほほほほ、失礼したざます。

皆様、いかがお過ごしザンス、菰傘のゆるみきったノウタリンズ達は相変わらずザンス。
こうなると菰傘の温暖な気候もどうかと思うくらいザマス。
仕方ないので発表するざます。




◯ するっとでた 何が出たかを 教えたい


by 梅吉

知りたかないざます、まったく、こればっかりざます。
早いとこ黄色い話題から脱糞、いえ間違ったざます、脱皮してほしいざます。


◯ 嫁とれと 言われた日々が 懐かしい


by 五斗吉

相変わらず切々としてるざます、近頃のマーキング犯はどうも五斗吉ちゃんみたいざますよ。本当に誰か物好きは居ないざますかしら?


◯ 天蕎麦に  七味か山椒  どれにしよ


by 世の吉


どれでもいいざんしょ、悩んでいるうちに蕎麦が伸びたに決まっているザンス。


◯ 悩んでる  間に蕎麦が  伸びりけり
                  
by 世の吉


連句のつもりザンスね、やっぱり伸びたざんす。伸びりけり・・・見た事ない言葉ザンス。


◯ ホワイトデー  貰えるかしら  不安なの

by詠み猫知らず

バレンタインにチョコをあげたザンスね、そうざます、ホワイトデーまでドキドキざますよね。
こんなカワイイことを考えるのもいいざます。
ラブリィ~~


◯ 共白髪  お前歯抜けで  わし毛抜け

by 常吉

何やら微笑ましい句が続くざます、やっぱり常吉ちゃんもカツラだったのね。


◯ ボリボリと  かけばかくほど 痒くなる やっぱりたまに  風呂入る?
                                    
by ぐーてん   

?マーク、なんで?マーク。
ばっちいとは知っていたザマスけど・・・聞きしに勝るザンス。
特別参加って言うから、どんな素晴らしい句がと楽しみにしていたのに・・・
出入り禁止にしたいざます。


◯ 蜜柑食べ  爪が黄色く  なりにけり

by 五黄

どんだけ食べたんざんしょ?

◯ ありゃりゃ  耳も黄色く  なりにけり
                   
by 五黄

世のちゃんと同じザンス・・・連句のつもりザンス・・・
五黄様は元々耳のはじが黄色いザンス。
イヤになるザンス。

◯ 父が挽く 豆の香りに 夢心地

by 茂吉
              
もーー心が洗われるざます、やはり茂吉様ざます。
名誉会員にするざます。


総評


代わりが立候補してくれる者もいないまま、今に至るざます。
相変わらず季語もヘチマもないざます、言ったそばから忘れるざます。
レベルも何もないざます、なんざんしょ?
酒の一杯も飲みたいざます。やってらんないざます。
誰か会長になって下さいませ。

今日もまた  酷い出来映え  春遠し

by お夏



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菰傘便り10 菰傘サンサン会 会報4



onatukakiage.jpg


お久しぶりでございます。
お夏でございます。
えっなんざます?

これざますか?

♪片手にアスパラ~~片手にかき揚げぇ~~

知らないざまスカ?
これが本当の夏メロざます、ジュリーが歌っていたざます。

蘭様のお宅でアスパラの味見を、Mie様のお宅でうすいエンドウのかき揚げを頂いてきましたの。
なんざます?

そうざます、勝手にお土産にしたざます・・・代わりに五斗の干物セット、置いて来たざます。皆様のお宅にも行くかも知れないざます。

近頃は品のないアホ連中の俳句もどきを見るのも疲れてきたざます。
プチ家出のつもりで遊びに行ったざます。
だってニャンケルも効かなくなったんざますもの・・・




◯  ふきのとう  苦さで頭が  吹っ飛んだ

by 五黄

一生吹っ飛んでいろざます、ちょうどいいくらいざます。たまにいいかと思えばこれざます。



◯  今朝も出た  明日も出るとは  限らない

by 梅吉

今回も黄色い話題から離れる気はないざますね。


◯  いつまでも  あると思うな トイレの紙 

by ヨシ吉


爺ちゃん猫達の流行みたいざます・・・色気と食い気におさらばしたらこうなるざますね。
わたくしなんて、未だ現役ざます。



◯  忘れてた  尻を拭くのを  忘れてた

by タツ吉

もーーいい加減にするざます!出入り禁止にしたいざます。



◯ 初デート  決め台詞だけ  出てこない 

by 五斗吉

あら!やっと初デートまでこぎつけたみたいざますね。沢山悩むといいアイディアが浮かぶものざます。
今を去ることウン十年前。わたくしも宿からそれは熱烈なプロボーズを受けたものざます。
もてましたからわたくし・・・そういえばこんな事も(永遠に続く)



◯  我慢する  あんたに惚れた  二度惚れた

by お陽


まぁ~~ナンダカンダ言って仲がいいざます。これならまた子供が授かるかも知れないざます・・三ちゃんが喜ぶざます。
特別に三ちゃんの作品も乗せるざます。


◯  父よ母  元気でいてね  いつまでも

by 三吉

いい子ざますぅ~~泣けて来るざますう。



◯ 仕事くれ 知っとけ放っとけ そりゃないぞ

by けぇい吉

近頃はドテラがサボっているらしいざます、けぇい吉ちゃん、俳句まで愚痴だらけざます。


総評

相変わらずざました、どーーしてもダメざます。
口が酸っぱくなる処か干涸びたざます。このままだとお夏干物ができそうざます。
だれか会長をやってくれないかざます・・


◯ 梅雨前に 黴びてきそうな この気分


by お夏



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菰傘便り11  五斗の結婚

今日も五斗は悩んでいた。
昨日、世の吉に散々ハッパをかけられたのだ。

「てめえみたいにウスノロやってりゃ、お紺は持って行かれちまうぞ!せっかく家の三吉様がだよぉ~お、ナシをつけてくれたにも拘(かかわ)らずだよぉ~お、このウスノロぶりはなんなんだよッ!!」

「そんなに何度もウスノロって言わないで下さいよ、もおーーッ」

「そうやってモクモク言ってるだけだから、燻(くすぶ)っちまうんだよ。ぱっと燃えないのかねぇぇ?『パッ!』っとよッ!
この、不燃物野郎ッ!!

三吉が旅立ってから一月も過ぎた頃、業を煮やした世の吉に日参され五斗の重い腰もようやく上がった。上がったはいいが、確かにぱっとしたアイディアも浮かばない。

仕方なく『困った時の藤平!』とばかり、沢山の干物を手土産に屋敷へ向かう。屋敷に着き台所に行くと、お滝が大きな花を花瓶に活けている。その花の香りの良さと云ったら、夢のような素晴らしさだった。

「お滝さん、いい香りですね~~」

「あれ?五斗ちゃん、いつお出でだい?」

「へへ、最前からですよ。しかしいい香りですねぇ~」

「これはね、泰山木(タイサンボク)のお花なんだよ。さーてん様のお土産なんだ」

「たいさんぼく?へえー、また立派な花ですねぇ~」

「だろ?あたしの顔より大きいよ」

「アハハ、違いねぇ」

そんな話をしていると、さーてんがやって来た。

お滝ぃ~~お水ちょうだーぃ!」

「あ、さーてん様!お久しぶりです」

「あら?五斗じゃないの。相変わらずサエナイ男振りね」

「余計なお世話です!」

「さーてん様、こう見えても五斗ちゃんも中々の色男なんですよ~ぉ」

「からかっちゃいけないわよ~、五斗に何があるのよ~?」

お滝はそれはそれは有名になっている五斗の話をした(世の吉が村中に喋ったのだ)

「あらまあッ!それで?それでいつなのよ!結婚式は!」

「えぇっ?そ、そんな・・・なったらいいなあ~ぁ、みたい、、、な.....(ポッ)」

えっええぇーーッ?、まだ決めてないのぉーッ!?」

五斗吉は問いつめられるままに全てを話す。

「まったくぅぅー。うすのろすぎてお紺がババア猫になっちまうよッ」

「・・・」

「しょうがないわぁ~、恋のキューピッド天狗のあたしが手伝ってあげるわよ!」

え゛っ?・・・おかまに?」

「馬鹿たれ!お玉ちゃんがついてる奴、ついてない奴の双方の気持ちを理解できるのは、『あたしら』だけに決まっているじゃない!」

「たっっ、確かに・・・」

さーてんは言うだけの事があり、知恵をクルクル回して最高のデートプランを授ける。やることが素早いさーてんは、サッサとその日の内に世の吉に話を付けた。

そして当日。お紺はさーてんに巧い事呼び出される。

「さーてん様、どこまで行けばいいのですか?藤平様の用事があるんですけど、、、」

「藤平には話してあるから、大丈ブイ・V!

さーてんは楽しくて仕方ない。村の広場に行くと五斗吉が顔を真っ赤にして待っていた。

「ぉ・・・おきょん(紺)ひゃんッッ!」

笑いを堪えるさーてん。

「あら五斗吉さん!どうして?」

「あッ、あの...ののの...ぼッ僕とッ、『おデェ-ト』をしてくださぁーーーーーーいッ!!」

(『僕』だってぇ~~)さーてんは腹が痛くて仕方ない。
五斗吉がスゴい目で睨(にら)む。(ギロッ)

「(あ"?)あ~、えっほん!お紺、五斗吉のたっての願いよ。叶えておあげなさいな」

「えっ?えぇぇ...」(ポッ)

さーてんは『サッ』と空に飛び上がり、雲を引き千切り、モクモクとした雲を『びろ~~ん』と伸ばすと『アッ』と言う間に雲布団にした。

「さっ、二人ともお乗りなさい」

五斗吉は照れながら、おきょんを(あっ!お紺だった)エスコートする。中々様になっている。練習でもしたのだろうか?さーてんは、二人を乗せた雲布団を引っぱりながら一気に空に飛ぶ。

わあーーッ!すご~~い!

「本当に!なんてステキなんでしょう!

「いいでしょ~~!空って自由よ~」

空中散歩を二人はとても気に入ったらしく、楽しそうにしている。いい雰囲気である。

「そろそろ、泰山木の森よ。一番の大樹に行くわよぉーーーッ!」

五斗吉はその声を聞くと俄(にわか)に緊張し始める。泰山木の森はめったに近寄れない場所にあった。近在の者ですら、皐月(さつき)の季節になると漂って来る芳香の場所がどこなのかわからない。

写真参照↓↓↓  クリックすると大きくなります
taisanboku.jpg

二人は森の美しさに言葉もない。さーてんはその中の一番立派な木のそばに来ると五斗吉を促(うなが)す。

「五斗吉、ガンバ!」

「へっ、へいッ!!」

五斗吉は高貴な香りを放っている泰山木のそれはそれは大きな花を摘み採る。

「こっ、これを・・・」

「わたしに?あ、ありがとうございます(ポッ)」

お紺は真っ赤にした顔を花で隠してしまう。五斗吉も顔を真っ赤にしたまま何も言わない。

「お二人さん!いつまで黙ってんのよ?」

「・・・・・」

「・・・・・・・・」

もおぅーーーッ!お通夜みたいだわよッ。乗り掛かった船。仕方ないわね~、あたしがノリノリの歌をうたってあげるわよぉ~~」

「結構です!」

おだまりッ!


♪ゲイ・ゲイッ♪ゲィゲィゲィのゲイぃ~~♪


夜はぁ皆でパぁーティよぅ♪


楽しいなぁ♪楽しいなぁ~♪


オカマの鉄則わぁぁ~~♪見た目が良ければいいッ!



「さーてん様ぁー!気分が一辺に盛り下がるから止めて下さーーいッ」

「ふん!これからなのにぃぃ」

「それよりも広場にお願いします。大急ぎで!」

「はいはい、わかりましたよ」

広場には思いも寄らぬ仕掛けがしてあった。

挿絵参照↓↓↓  絵をクリックすると大きくなります
gotonoketukon.jpg


お、おきょんひゃん!ひっ、広場を見て下さいッ!!


あっ!


それは仲間が作ったものだった。お紺を余計に嬉しがらせたのはお加奈が一緒だっだことだ。言葉もなく何度も頷(うなづ)くお紺。

(やっと幸せになれるね・・・)

そして、皆に祝福されながら二人は結婚した。五黄屋敷ではすでに宴会の準備ができている、村中総出で祝おうとしていた。

知らぬはお紺ばかりなり。

披露宴の時、藤平は大事にしている蓄音機を引っぱりだす。流れる曲はシャンソンの『花祭りYouTubeよりノスタルジーで賑やかな曲に皆はいっそう浮かれる。

そうして所帯を持ち、五斗吉の店は益々繁盛した。気だてのいい女房のお陰だともっぱらの評判だ。



【追手書】

長い間、独り者の五斗吉もようやく所帯を持つ事に相成りました。これもひとえに皆々様の熱い応援があったればこそでございます。
ここに厚く御礼申し上げますと共に、若くもない二人ですが、まだまた未熟者。どうかこれからも変わらぬ応援と、ご指導ご鞭撻の程を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
                                     (菰傘村有志一同より)
 




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「大泰木」の写真はllamaちゃんから頂きました。わたしが好きだと言った処、態々撮影しに行ってくれました。llamaちゃんのブログは花で溢れています。
是非aunt llama's photoに遊びに行って下さいね。


「花祭り」はkazkolineさんのブログで知りました。シャンソンにルビがふってあるのです。パリの雰囲気が伝わるような曲ばかり。聴いた事がある有名な曲も沢山紹介をしています。
是非シャンソン歌ってみる?に遊びに行って下さいね。























菰傘便り12  菰傘サンサン会 会報5

onatudango.jpg



お久しぶりざまーーす。

お夏でございます、秋も過ぎて冬になろうかと云うのにお夏ざまーーす。
皆様、お元気ざましたか?
わたくしはとても元気ざましたの。
それはいいことざますけど、会員達は相変わらずざます。
一つの秀作を除いて、サンタンたる有様ざます。
サンサン会を辞めてサンタン会にしたくなるざます。

それはそうとこのお団子ヘアーどうざます?
似合うざましょ!
今年のトレンドざますの、女子たるものトレンドには敏感じゃニャイとダメざましょ。
~ぴり(Piri)日和~
の家人さん宅のモデ猫ぴり嬢に特別出演をしてもらったざます。
ホッホホホホ
わたくしの若い頃にそっくりざましょ。
お陽ちゃんに二つの良いとこ取りをして欲しいと言いましたら、こーーんなに素敵になったざます。
惚れても無理ざますわよ。
ホッホホホホ
え?さっさとサンサン会を始めろ!
五月蠅いざますねぇ、知らないざますよ。




◯  近頃は  尻の苦労が  わかるよな


by 梅吉


こっちの苦労をわかれ!!ざます!!やってらんないざます!


◯  厠にて  チン思黙考  ひとひねり


by たつ吉


もーーーーーダーリンったら・・ホッホホホ。たつ吉は家の宿なんざます。梅ちゃんといつもつるんでいるからですわ。
それに沈思黙考の沈くらい漢字で書いてほしいザマス。




◯ どうしたら こんなに不味く 作れるの?



◯ 味噌汁に  いちごが二つ  入ッていた~



by 五斗吉


連句のつもりかしら?ホッホホホ、お紺ちゃんにも苦手があったざますね。いいザマス!
器量よし、気立てよしのヨシヨシ尽くしなんだから、一つくらいは全然OKざます。
ご飯は五斗ちゃんが作ればいいザマス。



◯ メシマズと 言ってるあんたが まずい顔


by お紺


ホッホホホホ、句でツッコむなんてやられたざます。座布団三枚上げるザマス。



◯  顔デカイ  態度もデカイ  まま子様


by セロ


後で叩かれるざます、知らないザマス。



◯  また増えた  きっと計りが  壊れてる


by まま子 


脳が壊れているザマス。王族とは思えないザマス・・・




◯  朝ごはん  ふりかけ見れば  かけるかも

   今日はどこかに  出でしかもかも


by 世の吉


?なんざます・・・あっ!これはこの前教えた百人一首の超有名な阿倍仲麻呂の歌を・・・

天の原  ふりさけ見れば  春日なる

三笠の山に  出でし月かも


(怒)今日から猛特訓するざます、どうしたらこんな脳内変換するざますーーー

キィーーーーー




◯  冬便り  色づく蜜柑  心待ち


by お風


キャーーーーステキィ。
流石のお風様ですわぁ~心が洗われるざます。よかったざます、お頼みしたらこんなに素敵な句をぉーー
気持ちいいザマス。




総評

たった一つだけを除いて酷すぎたザマス・・・
なんざます?
ヤケざます、そうざます。
灰になって燃え尽きたいざます。
ますます酷くなりにけりけり・・・
わたくしまで、アホウが感染ってしまったざます。
どこか遠くに行きたいざます。



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 のくにぴゆう

Author: のくにぴゆう
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作者はコメを食べて生きてます。
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